読書会のイベントに参加した。中小の出版社社長さん二人に書店に来てもらい。学生と対談するというイベントで、大学図書館の司書さんが連絡を取って成立したイベントだった。本に携わる人の生の声が聞けれたので、何かに活用できないかなと思った。
その何かが具体的に思いつかないから悶々としていた。取りあえずまとめてみることにする。
やったらいいなと思ったこと
- 中小企業に対してのサービス、中小企業だからこそ活かせるスキルを使ってもらう機会を市場として提供する仕事
- 本は所有するためにあるんでは無くて、使うためにあるという考えから派生して、使い方とかどんな時に読むといいのかをお膳立てしたり。それが分かりやすいようにする。
- 現実逃避として読書がされるなら、「不思議の国のアリス」のように現実との向き合い方をストーリーを通じてイメージしやすいように作っていくとか。となるなら、本はむしろネタバレ上等で買ってもらって、シナリオの細部を楽しんでもらうとか。→そういう本屋として売る
- 例えば、推理小説で同じトリックを扱ってるものをまとめてコーナーとして売ってしまい。書き調子を楽しんでもらったりとか。同じものの細部の差を楽しんでもらう
- 「活字」を売る店をつくる
- 実際には神社ですでに行われている。恋愛成就とか健康祈願とか、あれは文字を飾って売っているわけだけだ。漫画で言えば、好きなキャラクターの一部をグッズ化して物語をいつでも思い出せるのに似ている。それと同じ延長上に、「体験と文字を売る」ようなお店。ジャンクショップみたいに「活字」を売る店が有っても良いなと思った。和紙に文字を書いて飾ったりもする訳だけど、色々なものの中に文字を閉じ込めるのも有りだなと。Tシャツとかに小説の印象的な文を印字したりとかも面白いかなと。
「活字」はネットで読まれてて本は読む機会が減ってる。つまり文字を読むのは嫌いではない。別な方向で「活字」は売る商品になりうるんではないかと。
違うと思ったこと
本が生鮮食品であり。人によって紹介されて本が売れるという構造だと捉えていて、出版業界としては本を紹介する人を育てて発信してもらうのが大事だと言っていた。
- 個人的には、育てるというよりは勝手に育つので、植物のように肥料や光源配置にあたるものを調整してもらえるだけで良いと思う。
- という発想は植物の種類によって違うんだろうかな。
市場についての面白い意見
- 20年前からは本の売り行きは落ち込んでいる。雑誌を買う人がいなくなったため。それより前は売り行きは良かった
- 何が変わったかと言うと大衆文化から個別文化への移行
- 売り方が変わる
個人の消費行動は文化によって決定されているのだなと。印刷業界は今のところは平均的な数値で売り上げを出しているけれど、突然の変化で急降下する場合もあるかもしれないと思った。
本を書いてみたいと思った
書くとしたら何になるんだろうか。ノウハウ本とかは書く気はないし。書くとしたらストーリーテリングに使えそうなショートショートストーリーか、小説になるかな。
現実逃避成分が何%かみたいな指標が小説ことに有っても良いかもな。
課題本の読書会してみたい
近所の県からやって来てくれた人が居た。その人の会では、決まった課題本を出して考察とか感想を言い合うようでした。
出版社の代表さんが印象に残っている言葉
ふたりの方が対照的な言葉を述べていた。といっても、これは結局は同じことを別の言葉で言い換えているようなものだ。
- モノを大切にする、人に平等に接する
これは部分的に有っていると思う。作業効率で考えたときに、モノを粗雑に運ぶ場合もあるだろうし。人を大事にすると言ってもどのレベルで?という疑問が残る。自分のことをないがしろにせずに、かつ相手との距離を測るという目標は参考に値すると思う。
これは参加させてもらっている地域コミュニティ主催者さんの行動を思い出しても、意識してやっていると感じることがある。代表役として立場が上になるほど意識していくものだろうなと感じた。
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わたしのことを嫌いな人はわたしに必要のない人だ
この意見に対しては丁度前に本を読んでいた時に考えていた内容だったので、既視感を感じた。この意見にも部分的に賛同したかな。個人のストーリーテリングへの扱いが基本になると思う。
仕事で多忙だったり目標を目指している時には、考えないようにしたり価値がないと見なすのも建設的かもしれないと思えた。