メニュー

地元を離れた理由

 定期的に自分がどういう人間になりたいのか振り返る時間は必要だと思う。そうしないと、人はネガティブになりやすい生き物だから負のストーリーテリングをいつの間にか構成している。コロナで塞いでいる時期だから、この記事を読んでいる人も心得た方が良いと思う。

ストーリーテリングと宗教に関する解釈 - 淡々と読書する日々

地元を離れる必要があると思っていた。それについて自分なりに落ち着いたのでまとめた。

地元から連想する負のイメージの影響から離れるため

素の自分が気持ちの準備をしていないと、自己嫌悪に陥って負のストーリーテリングを始めるトリガーが地元の至るところにあったからだ。

地元の学校や通学路を通ったり、車を運転しても、過去の自分の感情に縛られる。新しく前向きなストーリーテリングを行う環境が欲しかった。そのために逃げたかった。

今は、過去を見ずに前にある希望や可能性、未来の愛のある生活に対する手がかりを追って生きるだけに集中する必要がある。

そうして、ある程度に歳をとって前向きな経験を積んだ後に、過去を振り返ってストーリーの辻褄合わせをしていく、再解釈をしてどのように今なら振る舞うかを考えていく。

地元に一時的に帰ったときに、自分が何者なのかを土地に合わせて振り返り、意識して語り直す時間が必要だとも思う。

親離れをして、親を一人の人として接することができるように

母にストーリーテリングを担ってもらうことが多かった。そういう環境要因から離れて、自分でストーリーテリングを構築する時間を意図して作りたかった。

そして、今後私にとって大切な人たちのためにストーリーテリングを行う経験や、時間を得て、覚悟を身に着けたかった。

 

父と上手く付き合うのが正しいと思っていても、衝動的に無理だったのも理由だ。その衝動を軽減させて前向きに付き合うためにも離れたかった。

父は中学までは職場の影響も有るだろうが、ネグレクト気味だった。そのため父に対して諦めと、父のような人間にはなりたくないと思っている時間が長かった。

けれど高校になる頃には、父は転職して付き合う人の種類も変わったのか、誠実で明るい人になっていた。しかし、父とどう接して良いのか分からず今までを過ごしていた。父と距離を離れて自分の心の準備を整える必要があった。

これもある意味、父親とはこういう存在であるべきだという像に囚われすぎているのが問題だと思う。これも親離れが出来ていないと捉えれる。

 

今の課題

今の課題は、地元を離れた環境で、アイデンティティを理解して、前向きな使い方を学ぶことだと考えている。

大学生までの生活は、どう変わるか?どう苦手を克服するかばかりに目が向いて最終的に自分を追い詰めて消耗した。

これからは持続可能で、自分が好きで安定するものを集めていってストーリーテリングを構成していこうと思っている。もちろん苦手なものも克服はしていくが、前のような持続できない方法は選択しない。自分を大切にする。

 

人から見て遅れてるんだろうなあと思ったり焦ったりはする。でも幼少期の頃からマイペースに何かをやっていくしかないのだし、その気質に反せずに地味にやっていこうと思う。

その人が生まれながらに持っている気質が同じような状況を引き寄せるなら、今度は後悔しない選択をしていきたい。誠実に愛を持って、遠くを見ながらも、今を幸せだと実感する生活を掴む選択をしていきたい。

 

この考えで常に上手くいくとは思っていない。けれど、この法則に従って何かをやり続けていけばずっと次には進めるはずだ。