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心理学の教授が勧める性格診断

訂正について(2018/10/31)

書評するときに、「MBTIテストとビックファイブテストのどちらが優れているか」という文で、本当は「ビッグファイブの方が優れている」と書かれていたのに、MBTIテストの方が良いと勘違いしていました。文を書きなおして訂正しています。過去、この記事を参考にしていたら申し訳ありません。

september36.hatenablog.com

性格診断テストを肯定する意見

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

 

1年前に読んた本です。一言でいえば自分の性格を理解する本です。

ハーバードの心理学教授が書いた本で10章まであり、読み応えがありました。心理学の知識を使って、性格にまつわる不安や先入観の払い方を教えてくれます。性格診断の中でも有力なものをお勧めしていました。

性格診断テストはパラメータ表記

著者が言うには、有名な心理学テストであるMBTIテストでの結果にはパラメータ的な目線が不足しているので、ビッグファイブテストの方が優位だと語っています。分類を行って型にはめて診断を行うMBTIは、個々での違いについて考えにくいのが難点のようです。

ビッグファイブが何なのかについて引用で、

The Big Five personality traits was the model to comprehend the relationship between personality and academic behaviors.

When factor analysis (a statistical technique) is applied to personality survey data, some words used to describe aspects of personality are often applied to the same person.

This theory is based therefore on the association between words but not on neuropsychological experiments.

引用:Big Five personality traits - Wikipedia
ビッグファイブ性格分類は、学校成績と性格との関係を理解するためのモデルだった→改良されていった。

  1. 統計的な手法で性格を診断して実験を行う時に、似たような言葉で定義している実験が他にもあった
  2. 似た言葉を類似単語にまとめて、統計データを合算して精度を上げたと見なさないか?
  3. 性格を5つの要素にまとめて、データを同一物として使うことにした

注意として

  • 単語間の関連によって作られた理論である
  • 神経心理学の実験に基づいて作られたものではない

 

 神経心理学とも合致するような診断方法があれば、さらに精度が上がるかもしれない。fMRIを使って、どういう思考癖があるのか判断する日が来るんだろうか。小型化して人体に無害な装置を作る必要はあるだろうね。

思考の積み重ねがことばになる

読書日照りが続いていただけに、良い本に出合うとオアシスのように感じる。

 

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

コピーライターの人が書いた本である。本職の意見はつよい。はずれが少ない。

よくある「こういう時はこう表現したらいい」というノウハウ本とは違う。

思考方法を見直すことで、いつでもどこでも 直感で表現できるようになる。

自分がブログをしている理由が「思考方法を見直す」、「思考方法の表現に慣れる」を含んでいただけに話に引き込まれた。

日々思っている言葉を実際に書き出すことで、思考の可視化をする。そこで「なぜ」「本当に」「それで」を問いかけることで思考の幅を広げ、さらに深めていくように書かれている。

前半ではそれを主軸に書いており、日々の言葉の積み重ね方が大事なんだよと言われてるように感じる。

「できる!」「実践!」「これであなたも」と言った類のノウハウ本への違和感は解かれた。相手への誠意ある思いを込めてことばを使っていきたい。ことば以外の表現方法も同じだろうね。

 

お気に入り本が1冊 増えた。また読み返す。

 

個人的に ノウハウを教えるので有名な本は「伝え方が9割」だ。

この本では伝え方が初心者に分かり易いように書いてある。

読む順番としてはこっちが先だと思う。

伝え方が9割

伝え方が9割

 

 思考方法で有名な作品と言えば「思考の整理学」だ。

少し古い内容で読みにくいかもしれない。だが思考を寝かせて熟成させる方法や、自分で行動できる人間を目指す。という観点を与えくれる。本書でも同じ内容が挙げられている。

この著者、今では93歳だ。孫にものを教えるお爺ちゃんからの言葉のようで、にやけながら読んでしまう。これもお気に入りの本。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 

 

 

 

数学ガールを読む一週間だった

 数学ガールの続編をちびちび読んでいます。

 

恋愛小説やラノベを意識している数学の本です。2冊目からは世界観が癖になって読みやすくなりました。

学校で習う数学より一歩先の、数学との向き合い方を改善してくれる本だと思います。

実際に数学の見方が変わりつつある。「数学は言語である。」がしっくりくる。言語を習っている感覚にちかくなったかな? 

 

小説では、出てくる3人の女性が「お兄ちゃん」「先輩」「きみ」を使って主人公を呼んでくれます。いろいろなニーズに備えているのも見どころですね?

 

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

 

 ネットで書いていた文が本になっています。こっちだと無料で読めます。↓

cakes.mu

 

他の人が書いているブログを読んで、書くモチベを上げてます(笑)

 

推理小説をはじめて読んだ「ウォッチメイカー」からの今後の抱負

 

まれに推理小説を読んでみるのもいいかなと思い。ディーヴァーのシリーズもの「ウォッチメイカー」を読みました。スゴ本の紹介で知りました。

徹夜小説『ウォッチメイカー』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

ウォッチメイカー

ウォッチメイカー

 

 

大どんでん返しは見所があった

死体と共に置時計が置かれる。次々と置時計と死体が見つかる中で、ウォッチメイカーは事件を起こしながらも本当の目的を遂行していた。

置時計と死体を作るための準備にわざと失敗して、目的を果たすウォッチメイカーに警察や探偵は気づかない。そして、気づけなくて悔しがるわたし。

最後は探偵とパートナーによる力によって気づいて目的を止めることが出来た。

犯人のウォッチメイカーはあっさり捕まった。
実は事件ではひとりも死人が出てないことがそこで判明する。

なるほどなあと物語上で感嘆する。ただ、推理ものって全部の行動を推理できると思っていたので、推理し甲斐がないかなと不満に思った。

脱出したウォッチメイカーは別の目的で動き出す。

面白かった。ここら辺は推理無しの本人によるネタ晴らしなのだろう。設定の裏話を聞くのは楽しい。「推理するのはサブのサブ目的」という目線で見ると、物語として十分に楽しめた。推理小説を勘違いしていたかな。

慣れてなかったのもある

推理小説を読むのがはじめてと言うこともあり、文章に注意をしながら読みました。慣れてないので疲れました。

  1. 文中の 黒い太文字表記 にキーワードがあるんだろうか?
  2. 関係なかった
  3. 今までの労力が台無しだあああ
  1. もしかして相棒のサックスが犯人なのだろうか
  2. 違った
  3. 今までの労力はあああ

ページを戻って犯人を捜すっていうのはナンセンスかもしれない。ハラハラ感を感じながら感情に載せてページをめくっていく方が良いと分かった。

言語表現の限界について

 

 

歌を歌うことが好きだ。

最近はed sheeranの「dvide」をよく聴いている。

洋楽を聴くのは「友人が洋楽を聴いていて英語が上手くなっている」のと「洋楽のバラードが持っている落ち着かせる力」の影響が強い。

www.youtube.com

 

古代の哲学者 ソクラテスは「音楽は最高の哲学だ」と語っていたそうだ。

ソクラテス われらが時代の人
 

 マネジメントのドラッカーはコミュニケーションは

  1. 知覚
  2. 期待
  3. 要求

 である。と語っている。特に「知覚」であることに重点を置いている。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

 

 今回読んだ哲学者の方が書いた本では

「言語の意味は環境のコードの中にある」と言っている。

言語は、常日ごろ変化している環境を「仮に言葉でくくったもの」という位置づけらしい。りんごが英語ではappleと呼ばれているのも環境の影響だと言えるだろう。

勉強の哲学 来たるべきバカのために

勉強の哲学 来たるべきバカのために

 

 

自分なりに考えた結果、コミュニケーションは「雰囲気」だろう。

これは感覚であり、実際の裏付けはない。

複数読んだ書籍で、コミュニケーションについての文を思い返したら出てきた。

言語自体にコミュニケーションすべてを任せるのはまずいと考えている。

海外旅行をする際に、必要なのはボディーランゲージだと言われることもある。

オシャレな音楽が流れている店に居ること、和室の部屋で正座をしていること、このあたりもコミュニケーションのひとつだと捉えている。

コミュニケーションは「人対人」のみで行われいるのではないという感覚がある。

 

 

まだ伝えきれてない。(笑)

また考えて書いてみます。

 

コミュニケーションより、上位互換の、接している現実からの影響の方も大事というか、必然的に接しなくてはならない影響の改善にも目を向けるべきというか、、、、、また分かりやすい言葉で明日に書きます。

新しい造語が必要なのか、それとも既存であるのかも探してきます。

自己啓発の本が読みやすくなった「潜在意識をとことん使いこなす」

 

潜在意識をとことん使いこなす

潜在意識をとことん使いこなす

 

 

今回紹介する本は「潜在意識」について書かれた本だ。

最近の生活では、前頭葉をいかにして働かせるのかについて考えている。

  • お金の考え方を変えようとしているのも、その中の1つだ。「お金がない=バイトする」という流れを打ち切りたかった。
  • 瞑想、マインドフルネスには「集中力を高める=前頭葉を働かせやすくする」という効果がある。これを実践しようとした時期もあった。適度な運動もおなじ効果がある。
  • ソフトバンク社長が行っていた「アイデアトレーニング*1」にヒントをもらって、実践している。

そこで整理や啓発も込めて、読んでみることにした。

 

 

まず著者がビジネスマンときに心理学や、その派生である「潜在意識」に興味をもった。そして勉強し始めたことに注意してもらいたい。

そのうえでユニークな考え方を整理して上げる。

 意識には3種類ある。

 

 ・通常で使える前頭葉分野と他の「通常意識」
-ここでしっかり考えることが必要である。
-習慣を戒めて学ぶ姿勢が必要である。


 ・意識で考えた癖や習慣の集合である「潜在意識」
-潜在意識を固めることができたなら、自動化される。
-人への評価が自分にも降りかかってくるのも、ここが理由だ。
-潜在意識をどこまで信用して、どこまでを変えるのかを考えるのが重要になる。


 ・極限にリラックスした状態で成果を発揮できるとされる「超意識」
-上記の「潜在意識」の更に上を行く。
-脳(精神)や身体がリラックスしてる状態で、考え事をしていると"自然と"答えが見つかる。
-難問やアイデアを出すときに使える能力である。芸術や文章などの構成力が問われるもので成果を発揮しやすい。

 

 

この考え方は前からあった。だが、この3つに分けて考えるというのが分かりやすい。

それぞれの用途や使いどころも書かれていた。いままで詰め込んでいた知識が整理されたように感じる。

自己啓発系の本では「潜在意識」について語るものが多い。だが整理されて書かれているとは感じない。重要なことが列挙されているだけだ。

まとめて覚える工夫が欲しいし、分かりやすい分類分けをして欲しいと感じていた。

この本を「ものさし」として自己啓発の本を読むと、呑み込みが早くなりそうだ。

 

下の本を買ってから読んでいなかった。

この機会に読んでみることにした。すると前より読みやすくなっていた。

人望が集まる人の考え方

人望が集まる人の考え方

 

 

本を読んでいると

「この本と仲良くなるには、まだ他の本を知らない」と感じる。

たくさんの種類の本を読んだ後に「読みずらかった本」を読み返す。

すると、ほかの知識のおかげで楽しめることがある。

慣れない「ある人」の価値観に触れる際には、「ある人に関連した達人」とまずは話すべきかと考えている。

楽しめないのなら、遠回りしてでも楽しむ方法を考えてみる。

 

 

*1:「アイデアトレーニング」アイデアを書いた紙を複数用意して、神経衰弱の形式で2枚を取り出しビジネスアイデアを考えるというもの

スマホを渡された時から続いている不安を解消していこう「10代からの情報キャッチボール入門」

高校生に入ってからスマホを渡された。

はじめてのインターネットとの出会い、情報との出会いだった。

それまではテレビでニュースを観たり新聞を読む習慣も身についていなかった。

情報リテラシー」がない状態であった、と言っていいだろう。

友人に勧められた「2ちゃんねる」や、その「まとめ系サイト」をみて情報を鵜呑みにしたり、過激な意見を持つこともあったように思う。

当時の情報発信の仕方、様式美を思い出すと恥かしく思う。

 

それでも高校の卒業までに「自分の」メディアとの接し方に疑問を抱くことはできた。

親との情報交換や、複数の友人との交流が役に立った。感謝している。

 

 

最近、大学の授業で「メディアリテラシー」について学ぶ機会が得られた。

授業で学んだあとに忘れてしまっては意味がない。

知識を「知恵」にして活用したいと考え、

「初心者の私でも分かるような本はありますか?」と担当教授にお勧めの本を紹介してもらった。

本の内容をまとめることで「知恵」に変化させていきたい。

10代からの情報キャッチボール入門――使えるメディア・リテラシー

題名からも分かる通り「10代に向けて」書かれている本である。

そのため、分かりやすい言葉で簡単に理解できる。「メディアリテラシー」について意外と知らない大人にも読んでもらいたい。

本書では「情報受信者としての受け取り方」と「情報発信者としてのこころがけ」が書いてある。どちらも必要な考え方であり、知っていて損はないだろう。

 

 

ここではブログを書いている立場、「情報発信者としてのこころがけ」をまとめてみる。

「事実か」、「意見か」「印象か」が分かりやすいように書く

この配分や取り扱いについて気を付ける4つのことが挙げられていた。

  • 明確さ

何を伝えたいのかを意識する。目標が定まっていなくては相手を惑わせてしまう。

  • 正確さ

事実に印象が混ざって誤解を招かないかを意識する。震災などの非常時には人の命も左右する。

  • 優しさ

相手を傷つけていないか。ネットの情報は多くの人に観られることが前提である。

「立場を変えて誰かを傷つけていないか?」を考えてみること。

  • 易しさ

相手に伝わりやすい文章か?

 

 

以上である。今後のブログでも活かしてこう。

他にも並列で「伝わっているか? 宣伝会議」を読んでいる。

どのようにすれば伝わりやすいのかを考えていく機会にする。

「社会人での成功を握るのはコミュニケーション能力だ」という話もある。

 

普段の情報の捉え方や伝え方から考え直す。そうして、自分の流儀を作っていくことはアイデンティティに繋がる。

そうやって得た習慣は年が重なるほどに信用に繋がるだろう。

若いうちから意識しておきたい。