高校生に入ってからスマホを渡された。
はじめてのインターネットとの出会い、情報との出会いだった。
それまではテレビでニュースを観たり新聞を読む習慣も身についていなかった。
「情報リテラシー」がない状態であった、と言っていいだろう。
友人に勧められた「2ちゃんねる」や、その「まとめ系サイト」をみて情報を鵜呑みにしたり、過激な意見を持つこともあったように思う。
当時の情報発信の仕方、様式美を思い出すと恥かしく思う。
それでも高校の卒業までに「自分の」メディアとの接し方に疑問を抱くことはできた。
親との情報交換や、複数の友人との交流が役に立った。感謝している。
最近、大学の授業で「メディアリテラシー」について学ぶ機会が得られた。
授業で学んだあとに忘れてしまっては意味がない。
知識を「知恵」にして活用したいと考え、
「初心者の私でも分かるような本はありますか?」と担当教授にお勧めの本を紹介してもらった。
本の内容をまとめることで「知恵」に変化させていきたい。
題名からも分かる通り「10代に向けて」書かれている本である。
そのため、分かりやすい言葉で簡単に理解できる。「メディアリテラシー」について意外と知らない大人にも読んでもらいたい。
本書では「情報受信者としての受け取り方」と「情報発信者としてのこころがけ」が書いてある。どちらも必要な考え方であり、知っていて損はないだろう。
ここではブログを書いている立場、「情報発信者としてのこころがけ」をまとめてみる。
「事実か」、「意見か」「印象か」が分かりやすいように書く
この配分や取り扱いについて気を付ける4つのことが挙げられていた。
- 明確さ
何を伝えたいのかを意識する。目標が定まっていなくては相手を惑わせてしまう。
- 正確さ
事実に印象が混ざって誤解を招かないかを意識する。震災などの非常時には人の命も左右する。
- 優しさ
相手を傷つけていないか。ネットの情報は多くの人に観られることが前提である。
「立場を変えて誰かを傷つけていないか?」を考えてみること。
- 易しさ
相手に伝わりやすい文章か?
以上である。今後のブログでも活かしてこう。
他にも並列で「伝わっているか? 宣伝会議」を読んでいる。
どのようにすれば伝わりやすいのかを考えていく機会にする。
「社会人での成功を握るのはコミュニケーション能力だ」という話もある。
普段の情報の捉え方や伝え方から考え直す。そうして、自分の流儀を作っていくことはアイデンティティに繋がる。
そうやって得た習慣は年が重なるほどに信用に繋がるだろう。
若いうちから意識しておきたい。