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思考の積み重ねがことばになる

読書日照りが続いていただけに、良い本に出合うとオアシスのように感じる。

 

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

コピーライターの人が書いた本である。本職の意見はつよい。はずれが少ない。

よくある「こういう時はこう表現したらいい」というノウハウ本とは違う。

思考方法を見直すことで、いつでもどこでも 直感で表現できるようになる。

自分がブログをしている理由が「思考方法を見直す」、「思考方法の表現に慣れる」を含んでいただけに話に引き込まれた。

日々思っている言葉を実際に書き出すことで、思考の可視化をする。そこで「なぜ」「本当に」「それで」を問いかけることで思考の幅を広げ、さらに深めていくように書かれている。

前半ではそれを主軸に書いており、日々の言葉の積み重ね方が大事なんだよと言われてるように感じる。

「できる!」「実践!」「これであなたも」と言った類のノウハウ本への違和感は解かれた。相手への誠意ある思いを込めてことばを使っていきたい。ことば以外の表現方法も同じだろうね。

 

お気に入り本が1冊 増えた。また読み返す。

 

個人的に ノウハウを教えるので有名な本は「伝え方が9割」だ。

この本では伝え方が初心者に分かり易いように書いてある。

読む順番としてはこっちが先だと思う。

伝え方が9割

伝え方が9割

 

 思考方法で有名な作品と言えば「思考の整理学」だ。

少し古い内容で読みにくいかもしれない。だが思考を寝かせて熟成させる方法や、自分で行動できる人間を目指す。という観点を与えくれる。本書でも同じ内容が挙げられている。

この著者、今では93歳だ。孫にものを教えるお爺ちゃんからの言葉のようで、にやけながら読んでしまう。これもお気に入りの本。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)