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物語を作る料理家

 

高度なお菓子作り機械が料理家のお供になったとして、どんな料理を作り、どんな風に料理と向き合うのか。

  • 医療に使われるレベルの精密な機械
  • より高度になった3Dプリンタ
  • 素材の組み合わせによる美味しさを予測できるようになった人工知能

出来ることが増えクオリティを更に追求できるようになった時、最高の組み合わせの触感、味、温度、舌に振れた時の弾力化や溶け具合、その微調整をひたすらに出来るようになった時、料理家はどんな生き方をするのか。

意外と楽観的な性格でありながらも、料理の作成を行うことができるのではないかと思ったりする。それと、知識的には化学的な知識も必要になると思う。どのような化学物質が味を表現させるのかと言った形まで探る可能性もあるのかなと。

そして、料理のクオリティが保証されるときに、必要になるのは物語を抱擁した食事になるのではないか?という発想に至る。例えば、祝い事のケーキ、寿司、焼き肉と言った風に食べ物と行事を結びつけたりする。これを特定の個人レベルに、特定の集団レベルに向けて作った時、それは唯一無二の食事となる。料理作家なる人間が必要とされるのではないか?