アマプラでドクターストーンを観ていた。面白かったので感想をまとめてみる。全部観終わったあとの感想だからネタバレてる。
観ていたいと思えたのはSFアニメが珍しいと感じたからだ。その中でも化学物質や制作をテーマにしているのも珍しかった。見ていて知らないことが知れて楽しかった。
そして、きちんと面白いこと。武力に対して絶対絶命になったり、暮らしが不自由だったりするのが、科学アイテムの発明によって、危険を回避できたり、生活が快適になる様子もコメディなタッチで描かれている。見ていてポジティブな気持ちになれる。
SFアニメと聞いたら攻殻機動隊とかシュタインズ・ゲートと言った、どちらかと言うと暗いイメージの方が強いんだけど、このアニメは冗談を交えながらも真面目に現状を打開していこうとする。そのギャップが良い。ドラえもんを現実よりに作ったアニメという感じかな。アイテムもちゃんと現実で作れる設定で描いている。
SF映画の「オデッセイ」を思い出す。最悪な状況なのは確かだけど、自分の持つ知識と、今ある材料を元にして何とか火星で生き残る。しかも本人は楽しんでるという(笑)そういう絶体絶命だけど、知識があれば乗り越えられるぜ。やってやるぜ。の精神を垣間見れて、観たあとの感覚が気持ち良い。
科学の進歩ってすげえんだなと想わされた。そりやそうなんだけど。再認識させられた(笑)
そして、科学を支えているものの描写もあった。「粘り強さ」と「理論」と「人の力」が合えば抜群の推進力になると伝えたかったんだと思う。科学を知ってたら良いのではなくて、いろいろな人の試行錯誤で目的の物が発明できる。社会ってこうやって進化してきたのかなと想像させられる。
粘り強く行うのも大事だし、理論も大事だし、人の力を動かすのも大事だなと思った。
観ると科学系の制作を行ってみたいと思えるかもしれない。夢を与えてくれるアニメはあんまり類を見ないと思った。