メニュー

ミステリ熱が来ている

 

ミステリ熱が来ている。これをシナリオとか創作に生かせないかと思っている。ストーリーの大筋は作れているから、それをどのように演出して読者だったりプレイヤーに楽しんでもらうかが創作で今後大事になってくると思う。

繊細な描写をして、物事を表現するのは正直面倒くさい。ああでもこうでもないと考えて文章を推敲しまくって書くのが面倒くさい。だとするなら、ギミックを通じて描写をしていけばいいじゃないかーー、で進めていく。読書もしくはプレイヤーにこの先の展開を期待をさせておいて、期待を裏切る真相を用意する。

 

コナンを1話からずっと観なおしているからが原因だとは思っている。現在は366話まで見ている。ここまで連続で見ていると犯人当ての癖が出てくる。これは、アニメとして面白い結末が用意されているか?が意外と重要だったりする。

  1. 原因を探るときは仮説をいくつか立てて、そこから無理なものを引いていき、残ったものが真相になる。

    毛利小五郎が推理する内容は、状況証拠を整理するために使われる。
    小五郎のおっちゃんが敢えてミスリードして仮説を潰してくれる。
    これが視聴者にとってもメタ視点を与えてくれて、現状を理解しやすくしてくれる。

  2. 事件のヒントに気づくことで推理が進む

    少年探偵団などがする、事件とは全く関係ない日常会話から、犯人が殺人に利用したトリックと同じ原理が出てくる。これで、遠回しにヒントを出している。
    視聴者的にも、事件にまつわるトリックをいきなり紹介されても「??」が頭に浮かんで、アニメが純粋楽しめないんじゃないかと思う。そこを分かりやすく、日常会話とかふざけた雑談を通してヒントを出してあげる図になっている。

    コナン君とか灰原哀ちゃんが、冷静で頭がよく働くキャラクターとしてたとえ話を用いて推理に導くと言うもあり。

  3. ネタバラシ

    推理ものにおいて重要なのはネタバラシをいかにカッコよく演出するかになる。仮説が少し間違っていたとしても、堂々と推理内容を語って相手に伝えに行く。

    ここで変に気負うキャラクターでやっても締まりがないのかなと感じる。


推理モノを作る時に必要な登場人物がいるんだなと、コナンをざーーっと見ていて感じている。

  1. ミスリードをして、複数の仮説から異なるモノを消してくれる人物
  2. 趣味嗜好が全然違うキャラクターで、それぞれの視点からヒントを言ってくれる人物
  3. 推理を堂々と話す人物

この3人の役割が居て、ミステリものは成立するのかなと感じている。

 

創作話

そういうことで123を満たすキャラクターを作成したい。

1ミスリードをして、複数の仮説から異なるモノを消してくれる人物

まずは、1になる。1で考えられるのは調子者のキャラクターになるかな、すぐにでも結果を求めるようなキャラクター。でも憎めないキャラクターが良いんだよなー。毎回同じようなミスリーディングをさせるのもなと。

  • 旧式のロボット:SF世界観のシナリオだと、旧型のロボットかな。現実的に考えてそうなるかなー。むしろアイデンティティとして可愛いらしいロボットだなと思ってもらえればいいし、良いのかな。
    ※旧式ロボットだから劣っているんだ、という認識を強めたくないんだよな。旧式ロボットだから出来る回答への至り方があったほうが意外性があって、面白いかなーとは感じるので、あんまり選びたくないかな。

  • アイドル型の生成人格:「偶像の市民参加」より、初期人格を幼く設定された偶像型アンドロイドかな。そのアンドロイドと一緒に謎を解明する。「これってきっとこうなのかな。最近知ったんだけどさあ、、、」みたいに、好奇心旺盛だったり、ミスリーディングも多く含む会話が繰り広げられる。
    この子の成長過程で、この子自身がミスリーディングに気づいて賢くなっていく過程も描けたら面白そう。

  • ファミリーのお調子者:ユートピア区域に住む新人類で形成されたファミリーだと、そのままお調子者が仮説を潰していくのかなーと思う。主にフィールドワークで義体操作が得意な方がミスリードしやすいかなー
    ※研究バリバリするお調子者も多くいる世界観ではあるので、必ずしもミスリーディングを引きずるタイプではない。先に仮説を全部言っちゃうタイプかな。作品に出すとしたら、小出しにしていった方が面白いので、言わせないキャラクターを選んだ方が面白いかなー

難事件であれば、これ以外のキャラクターでもミスリーディングはしてしまうのかなとは感じる。実際、コナンとかでも目暮警部がやっていたりはするし。

趣味嗜好が全然違うキャラクターで、それぞれの視点からヒントを言ってくれる人物

このキャラクターは固定化させるのが難しい。場所を変えれば、こういうキャラクターを生成して場面を盛り上げることはできる。そうは言っても、どういうキャラクター達を集めるかは考えておいて損はないはず。

  • 出生が異なる
  • 種族が異なる
  • 住んでいる地域が異なる
  • 年齢が異なる
  • 趣味が異なる

切りがないな、、、とりあえず、推理モノを作りたければ、メンバーは個性豊かなキャラクター達で揃えておくと推理に幅が出て楽しいのかなと思う。

推理を堂々と話す人物

ファミリーのまとめ役、コミュニケーションが取れるチャットボット、人工知能、その物語の主要人物、プレイヤー自身。ここは主人公ポジかな。主人公は善意で動いていて、謎はなぞのままに置いておいて、物語を進めていき、最後に全知全能のタイタンAIがネタバラシをするというのも乙そうだな~~ いいな~~創作楽しくなってくる