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「人それぞれで」と言ってられないとき:後半

「人それぞれで」と言ってられないとき

 哲学カフェで記憶に残った意見を書き残しておきます。それに加えて自分が考えたものを追加してまとめます。話していくうちにテーマを変えて、良いものを取り出そうと進行役が機転を利かせてくれました。

「人それぞれで」と言っていい時

ある集団内で余裕があると見なされている時に、起こしても良い。
余裕とは、満たされていることや豊かさである。
歴史を用いて、先進国と途上国での「人それぞれ」が異なっていることを挙げて、経済的に豊かなことが選択肢を増やしているのだと語っていました。この見方が面白くてヒントを得られるように感じ、他にも考えました。
 
余裕は、
  • 経験値、知識の多さ
  • 時間の多さ
  • 資金の多さ
  • 精神的に満たされているか

の4つに分かれるかな。これが不足する状態に立たされるときに、利害関係が一致せずに「人それぞれで」とは言ってられない。何が不足するっていうのは、人やコミュニティの目的によって変わってくるんだろうね。

余裕を長期的に安定して生み出すには

  • 欲求に気づく:自分、未来、他人
  • 欲求を埋めるための手段を手に入れる
  • 欲求を変化させる体験を取り入れる、仕組みを取り入れる
これが出来たら良いのかな。そのために出来ることを考えてみよう。
欲求に気づくには

コミュニティの運営の例えで考えてみた。

感覚の話をする。好きな服の話、色の話、好き嫌いに正しさがない話をしていくと、自分と相手が異なる欲求を持っていることに気づきやすくなるかもしれない。

それから段階を経て、どのように生きたいのかと言った人生の在り方とか核になる部分を話せれば良い。目的が違えば、見える世界の優先順位も変わってくることが分かる。
欲求を埋めるための手段を手に入れる
 お金を稼ぐ方法を学ぶ。時間を短縮するためにサービスを活用する。ストレス解消のための趣味を充実させる。と言ったことかな。
欲求を変化させる体験を取り入れる、仕組みを取り入れる
欲求をコントロールする脳部位をスポーツをして鍛える。本当に自分が欲しいのは何なのかを読み解いてみる。慈善活動に参加してみる。夜遅くまで起きていると太りやすくなるように、習慣を変えることで欲求が変化する場合もある。

既に知っているやり方、知らないやり方

 
哲学カフェで話した内容で、別のテーマでまとめてみました。

既に知っているやり方、知らないやり方

話している最中に出てきた話を2つ上げます。「やり方が分からないもの」「やり方が分かっているもの」の比較ですね。

やり方がわからないもの

「世界企業ランキングでTOPに入るのはトヨタしかいない。」
「日本企業が衰退したのはなぜなのか」
「従来の企業文化を放り出しているのが原因だから元に戻そう」

経営は正解が無いので何とも言えないですのが。変化したことに原因があると見るなら、解決策は二つあると見ています。

  1. 安定するまで変化し続ける*1
  2. 前の方法に戻る

変化している最中は、上手く適応していないがために失敗します。適応する最中だからです。その部分で不満を感じてるのなら、向かっている先の未来を想像したり、今していることが将来の何に役立つのかを確認すると良いかもしれません。

ただ、変化した後に悪くなっている場合や、何も変わっていない場合も有ります。コストを消費したのにリターンが返ってこないので大損です。ある意味で賭けです。それを危惧して前の方法に戻る手も有ります。

やり方が分かっているもの

「ゲームが出てきて、子供の学力が下がっている。」
「子どもがゲームで遊ぶのを親が管理しないと。」
「大学に行った親は子供に教育の機会を多く与える、結果的に子供が賢くなる」
「賢くない子供が出来るのは環境を用意してあげない親のせいである」*2

 道具は使い方を知っている人から教えてもらい。上達をして上手く使いこなすことが出来ます。包丁は間違って使うと傷つけてしまいます。正しく使えば料理で使うこともできます。知らないうちやコントロールできないうちは周りの人が教えてあげたり、制限するのは正しいように思います。

ゲームを通して何の目的を得たいのかを把握できる、上手く利用する方法を学べるのかが大事なのかなと。優先順位を付けれるように持っていくのがいいのかなと思います。*3

*1:企業の運営方法に関しては分からないのですが、20代は変化を求めた方が良いと思ってます。

*2:そうなると、学びやすい環境を簡単に作れる手法を考案して広めていくのがいいですね。環境をつくるための環境を生み出す目線みたいな。

*3:緊張感のあるゲームをすることで脳の能力が向上する研究もあるので、ただテレビを見続けるよりはいいかもしれません。

コミュニティの話をする

 5年後までにコミュニティを作りたい。現在はコミュニティに参加させてもらって、どういうコミュニティを目指したいのかを気づくきっかけにしたい。

そこでコミュニティ関係の本を読んでみた。

クリエイティブ・コミュニティ・デザイン 関わり、つくり、巻き込もう (Next Creator Book)

クリエイティブ・コミュニティ・デザイン 関わり、つくり、巻き込もう (Next Creator Book)

  • 作者: 成瀬猪熊建築事務所,田北雅裕,服部滋樹,西村勇也,兼松佳宏,アサダワタル,大和田順子,林美香子,下山浩一,いえつく,松場登美,諏訪光洋,マエキタミヤコ,中村陽一,籾山真人,友廣裕一,秋田光彦,鷲尾公子,宮本武典,紫牟田伸子
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2012/05/25
  • メディア: 単行本
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  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

コミュニティについて語っている記事があった。どちらもコミュニティ運営者による記事なので参考になるはず。

祝、共著本『クリエイティブ・コミュニティ・デザイン』発売!greenz.jp 編集長が大切にしている「3つのつくる」とは? | greenz.jp

「コミュニティの鍵は貢献にある」ミラツク代表・西村勇也さんが考える、未来をつくるための"コミュニティデザイン"とは? | greenz.jp

再読したい......い?い。い

もう一度読みたい本だ。読んでると「確かに」とか「そういう目線があるのか」と言った気づきが得られるんだけど、具体的にどうするのかが見えてこない。問題にぶつかって悩んだときに読んでヒントを貰う本かな。

この本は著者が多く。人によって信じているものが違った。また話の構成が書く人で異なるので、具体レベルと教訓レベルの話が入り混じって整理が付かなかったかも。

  • コミュニティとチーム、組織の違い:貢献、ルール、目標
  • コミュニティには創造的な「対話」が必要
  • 人はすでに人と繋がっている
  • 町をつくるではなく使いこなす
  • コミュニティ外からの批判で、理に適ってないものは無視する勇気もいる

ここら辺が気になったかな。ううううんんん。消化できない。著者の意見をもっと掘り下げて聞きたかったな。良いこと書いてるんだけど、あっちこっちに矢印が飛んでいた。

 

「人それぞれで」と言ってられないとき:前半

哲学カフェで議論したテーマです。最初に自分が考えていたものを載せますね。

「人それぞれで」と言ってられないとき

20年後30年後の日本に移民が入ってくるときに、問題提起される話だと思います。集団内での個人の自由と責任の話ですね。善と悪についても語る必要がありそうです。個人利益、コミュニティ利益とか、命、お金にも絡んできそうですね。 

集団内にいる個人

属す集団のルールに反する「人ぞれぞれ」は無効

その個人が集団内に属しているのならルールに従うのが基本的には正しいと思っています。集団に属しているのは、個人でメリットがあると踏んでのことなので、集団が上手く行くように立ち回るのが自分にもメリットとして返ってきます。


 アイデアを通してWIN&WINの関係に持ち込めるのであれば一緒にいる価値が更に見出せます。互いに譲歩しあう部分で改善するのではなく。譲歩を今までより少なくした状態で、どちらも得するような構成を探っていきたい。片方が譲歩を執拗に要求する場合は交渉が破たんします。 新しくコミュニティを作る時は、きっちりルールを設けて協力し合える環境を整える目線は必要でしょう。ルールを守った中で、自分の良さを出して貰えば「人それぞれ」となります。

複数のコミュニティに属している場合が、良し悪し付けがたい
特に別の利益集団だと難しい
基本は自分の価値を高めてくれる集団のルールが大切なんですけど、集団はひとつだけではないので感覚的な問題に繋がってきます。他の人も自分と同じようなコミュニティに属していれば、問題は共有されやすく良し悪しが付けやすいです。

哲学カフェに参加した背景

その場で知った価値観に自分の考えを混ぜていくのは面白いですね。一緒にキャンパスに絵を描いているような感覚に近かった。文化祭で大勢で大きなイラスト描いた経験に似てた。

哲学の定義

哲学の定義は人それぞれで違います。自分の考えでは「テーマに沿って、具体例を抽象化したり最小化して表現しなおすこと、複数の場面で使いやすいようにすること」が哲学だと思っています。その状態に持っていく過程を楽しむのが醍醐味です。生きてる中で一度はやってると思います。

昔の人が書いた哲学の本は難解な文で書かれていますが、生活に役立ってこその学問だと思っているので、分かりやすい言葉で言い換えるのが好きです。

リスがどんぐりの中から実を取り出すとか、知恵の環を解く、空かない箱を開ける感覚に似てます。きっとリスも哲学者です。

哲学の活用

哲学自体も単体で面白いのですが、哲学を通して建設的なアイデアや仕組みを考えていくのをセットにするのが好きです。

生活で起こるトラブルを回避するための知恵に還元するとか。ボードゲームの題材にしてみるとか。抽象化することで見えてくるヒントから具体例に落とし込めば、哲学する人から発明する人や解決する人へと変わっていきます。

哲学カフェの参加

現在参加させてもらっている社会人サークルの主催者さんからの情報で、哲学カフェが地元で開かれていることを知りました。

哲学カフェでは、テーマに沿って参加した人たちと対話を通じて本質を語り合うことが出来ました。答えがあやふやな状況から自分達の目線で具体例を出したり。昔の記憶からヒントを出してみたり。色々な人が持っているアイデアや知識、経験が語られるのは面白かったです。

こういう対話から得られるヒントを元に、議論を持ち帰ってアイデアを抽出して具体化させるのがわたしの目的です。

 

それと脳科学の本で、対話を必要とする緊張感のあるコミュニティの参加は対話能力を向上させてくれると分析されていました。

次も参加します。出てきたアイデアはまとめますね。

創造的な表現を行える環境と、似たセンスの人と繋がれるサービス

考えたビジネスモデルを書いてみる。

空いた場所に共有の庭を作る

センスが似ている人同士で出資しあって、理想の庭を作るサービスが欲しい。管理側は庭を整備するためにお金をかける算段。手入れする量に応じて金額を上げて行く。

自宅の庭を貸す?庭シェアリングという新発想! | トランクルームで始める素敵な暮らし!

こういうのに近いかな。土地を彩る協力を通じて、感覚を表現する仲間が増える。

心理学的にも信頼関係は片方が貢献するだけでは生まれず、双方が持ち寄ることで成立するので一緒に庭造りするのは良さそう。また貢献を行うときは1週間に1度程度が良いので、休みの時に出資者が集まるのも楽しいかもね。

一般公開のような、自費で作られる公共の場が繁栄するには、町に住む使用者達が公共のものを使う際に注意して取り扱える文化が芽生えていることが大切だね。

タイムライン-リレー小説の支援サービス

タイムラインを使ってリレー小説をする。Twitterとは別で上から下に流れる。ジャンルごとに分けて作り。更にブロック機能と承認機能を入れる。好きな人とリレー小説をかける。あとで編集も可能にする。

 
それなりの人数が居れば新鮮な小説がリアルタイムで楽しめる。小説の踊り食いが出来る。
 
 

上手く行っている社会を想像する

社会に対する不満を、上手く行っている社会の想像に還元したい。貯めたテーマから考えて定期的にブログを書いてみる。

政治システムの非合理、UIを意識してないデータ表記
物流の運搬速度をもっと早くしたい
移動時間を短縮するか0にしたい
食料を国内で安定供給できる方法が欲しい:自給率を上げたい
創造的な表現を行える環境と、似たセンスの人と繋がれるサービス
運動する場所を増やしてほしい
食うに困らない生活環境
許容できる性格と趣味と思想を持った人と出会える環境
教育格差をなるべくなくしたい

不満ではなく、自分がしたいことや願望から考えていく。

  • ヒトカラで良い歌を歌いたい
  • 歌を作る時に使いやすいアプリ→Soundcloudあったわ
  • アコギが弾いて練習できる環境が欲しい
  • 面白いボードゲームを作りたい
  • 自分が50歳60歳の時に社会で発表される面白い発明が見たい。その確率を上げるために、自分より若い世代の教育の質(5科目とは限らない)を向上させたい
  • そのための教育の定説をまとめた使いやすいツールが安価に出回ればいいと思っている:教育に対する偏見はあるだろうからね
  • 他の人の夢を補助することで、資金を手に入れる方法を持ちたい
  • 知識を交換し合えるコミュニティ作りたい
  • 料理アプリDELISH KITCHENが役に立ったように、タブレットで使いやすい料理ノートアプリが欲しい
  • 初学者でも理解しやすい、ビジネスモデルを分かりやすく説明したアプリが欲しい
  • 誰もが起業しやすい社会を作りたい:企業の敷居とリスクを減らしたい