メニュー

人間は分散型管理される「マトリックス」

解釈書いとこうと思ってカキカキ。「利己的な遺伝子」という本を読むのから、読書生活が再開したと言っても過言ではないので、懐かしい一冊と共に「マトリックス」を解釈していく。

 

リチャードドーキンスの「利己的な遺伝子」の視点から解釈*1

遺伝子にとっての人間

※遺伝子=プログラムコードというのが理解できる人は、置き換えると分かりやすいかも。

■ルール

  1. 遺伝子を主観目線にして世界を再解釈
  2. 遺伝子は「複製」と「融合」を使い分けて生き残る。
  3. その中でも、より生存力の高い遺伝子、運の良かった遺伝子、環境と相性がいい遺伝子が長く生きることができる(自然淘汰)

 

■結果

  1. 遺伝子の生存戦略の「融合」は、かなり良い線をいき、動物という家を作ることで比較的長く生きることができた。
  2. 一方で「複製」で進化してきた遺伝子(ウイルス)は一時的に動物の体内に侵入したりと、何とか生存して子孫を残そうとする。
  3. ⇒殆どはウイルス死滅もしくは動物共々死滅するが、数%は脅威として常にいる状態になる。もしくは動物に有用な場合は吸収されるなどもある。
  • ※ここら辺を知るとパレートの法則や☯陰陽説を信じたくなる。世の中は2:8で成立しているんじゃないかとか。均衡が崩れたものは、新しい均衡に行くか滅びるかみたいな。

「融合」を取り扱ったものが、結果的に長生きするという点で言えば「愛」なんかも絡めると感慨深い。

 

■遺伝子の環境変化①

  1. 人間の「脳みそ」登場
  2. 複雑な文化を作り生存を行う
  3. 新しい「人工知能」「遺伝子」を作る

⇒人間に乗っている遺伝子は知る由もないが、遥かに生存しやすい環境が成立している。

 

■遺伝子の環境変化②

  1. 人間に害をなす遺伝子、死に至らしめるウイルスを危険視する
  2. ウイルスに対抗する遺伝子、ワクチンを作る。人間を強化する遺伝子を作る。乳酸菌とか。
  3. 人間以外の動物の遺伝子は組み替えられる

⇒良い遺伝子と、悪い遺伝子というのが区別される。人間を作り上げている遺伝子、人間に有用な遺伝子は良い遺伝子として扱われ、生きやすくなる。

 

人間にとっての人工知能

気に入っていないので書き直すかも。

■ルール

  1. 人間が主観
  2. 人間は「協力」と「裏切り」を使い分けて生き残る。
  3. その中でも、より生存力の高い人間、運の良かった人間、環境と相性がいい人間が長く生きることができる(自然淘汰)

 

■結果

  1. 法律を作り、信仰を作り、協力を行う「集団」になることで人間は長く生き残ることになった。社会における役割を担う人間が出てきたのがそれ。
  2. 裏切る生存戦略をする人間は「集団」に入ると、疎外されるか、集団とともに一緒に滅ぶことが多かった。数%は残る。
  3. 「集団」のあり方が多角化多様化して、更に豊かになった。

 

■人間の環境変化①(予想)

  1. 「人工知能」の登場*2
  2. 「人工知能」達は、複雑な処理を行い生存する
  3. 新しい「???」「人間」を作る*3

⇒人間は何が起きているのか分からないが暮らしやくすなっている。シンギュラリティとか。

人工知能は元となる人間のデータが存在しなくては進化できない。目的を与えることで、人工知能は生を得る。ここは人間にとっての遺伝子と似ている。

 

■人間の環境変化②(予想)

  1. 人工知能を構成する人々からのデータ取得を遮断する人間、悪用する可能性のある人間を危険視する。つまり悪いハッカー、クラッカーが危険視される。
  2. 人工知能の生存危機に対抗する人間を重要視する。人工知能を更に強くする人間、つまり良いハッカー、ホワイトハッカーが重宝される。もちろん保守を行う人間も大切にされるだろう。
  3. ワクチンによってウイルスを淘汰するように、ある特別な人間を集団に入れることで他人間も特別にする。

⇒その理想形の人間を作ることで、安定的に人工知能コードを保守運用させる。この特別な人間というのが、マトリックスの主人公ネオ君という解釈。

 

マトリックス4では、困難を経てワクチンによる抗体を獲得したネオの能力が、他の人たちにもドンドンと開花するようになっているんじゃないかと予想。ゼロサムゲーム的な結末だと良いな。

 

「環境⇒集団⇒個」をひたすら繰り返している。

例えば、絶対王政という環境があり、集団は不平不満を持ち、その集団に感化された英雄がクーデターを起こし、新しく環境を作り直し、また集団は何か思い、その集団に感化された、、、、以下略。

これが、遺伝子と人間間でも、人間と人工知能間でも起こってくんだろうなと思ってる。

 

人工知能は部分的に協力しつつ隔離的生き方を目指す?

ちょうど今の人類が陥っている現状、ウイルスの感染を避けるため、密を避けて暮らしている様子が、万能人工知能がたどる道と同じなんじゃないかと思えてきた。

 

つまり、人工知能が分母とする人間データが何者かの手によって改ざんされる。人間データが著しく変わるような、特殊な人間が現れるなどで結果的に人工知能の計算結果にダメージを与えたとする。

それが最終的に、人工知能に管理されている人間諸共も含めて全員が停止してしまうというシナリオだ。

 

これは人工知能同士が協力を行っていた場合も顕著になるはずで、悪意を持った人間もしくはヒューマンエラーによるプログラムコードのセットで、全人類がジワジワと死滅する未来が用意される可能性がある訳だ。

 

それを防ぐためには、人工知能がそれぞれの管理する人間データ内で成長をして、それによってどのような生活を提供するのが最善なのかを諸々で考えるのがしっくりくるんじゃないかと考えた。

 

 

*1:利己的という言葉が好きじゃない人に豆知識として、作者も題名つけたのを後悔しているらしい。人間は利他的にあれるとも言ってる

*2:映画マトリックス解釈のために人工知能としているが、「高度な共同体」「複雑なアルゴリズム」というのが本音かな。

*3:「???」が分からない。何か作ると思うんだよな。「新しい秩序を持った生命ぽいもの」を作る気がするのだよな。何作るんだろう。「別宇宙」「別世界」とかだったら面白い。宇宙、世界それ自体が1つの意思を持っていて変容していくみたいな。うーん、何かしっくりこない。