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この番組の最適解って何だろうね「バチェロレッテ」

今回は作品を通して考えるような記事にしようと思う。 作品をつまみにして、人生観について見直そうかなと。書いてるとボードゲームやってる時の最善手探すのに似てて面白かった。

ネタばれ有りきなので、他の感想ブログなり視聴後にお読みください(人)南無三

 

バチェロレッテ・ジャパン シーズン1 特報予告 "逆玉か、玉砕か!?編"

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最終回を観てモヤモヤしている点もあるので、それも何でなのか言語化して見つけていこうと思う。ブログを書いている中で自分が何にモヤっているのか整理できる。

この整理している時に快感があるのだけど、こればかりは当事者しか分からないので試してほしい(笑)

 

そもそもバチェロレッテ、バチェラーという番組は幸せな結婚を提供してくれるのか?

まずはこれが気になったんだよね。

司会者の人たちはAmazonさんから給料を貰っている。次回もメンバーとして呼ばれたいので番組自体に対して肯定的なことしか言えない。だから、この番組を通してバチェラーやバチェロレッテが幸せな結婚に至るのかについてマイナスに語ることはない。

だから、「この番組は幸せな結婚を提供してくれるのか?」については視聴者や参加者が考えていくところだと思う。

バチェラー、バチェロレッテの最善手は何か?

バチェラー、バチェロレッテ役として選ばれた人はどう振舞うのが、最終的に番組後の幸せな結婚に繋がるのか考えてみた。

幸せな結婚って何なんだろうか

そのためにはまずは幸せな結婚とは何かについて考えないといけない。幸せな結婚に必要なのは相手とこれから先の未来について本音で語り合い、それぞれの生き様を無理なく合わせることにあると考えている。互いの肯定的な物語を無理なく繋ぎ合わせて、生活を共にする覚悟も必要になると思う。それについては以下記事でまとめている。
ストーリーテリングと宗教に関する解釈 - 淡々と読書する日々

信仰は発展の依代なのだ「ホモデウス」 - 淡々と読書する日々

 

そして、そんな風に生き方を合わせるためには知恵がいる。互いの生き様を無理なく合わせるために一緒にどういう風に生きたいのか語ることが必要になってくる。これには感情豊かな想像力も必要だし、計算高い先読み能力も必要になってくる。それが揃うことで、お互いが一緒にぶつかる困難を突破することができる。これは互いに誠実でないとできないし。片方が非協力的では成立しない。

 

幸せな結婚に必要なのはこれだけでいいとは思っている。まあでも、恋をしたいとか、男として女として見られたいというのはあると思う(笑)

そして、一目ぼれは幸せな結婚に繋がらないのはよく知られていると思う。一目ぼれをすると、その人が輝いて見えてしまって欠点が見えなくなるからだ。結婚という長期的な人間関係を想定するときに、長所はもちろん欠点も理解しておく必要がある。

だから最適解としては友人や親友から恋人になるパターンが恋もできて幸せな結婚に至れる確率が高い。

でも、今まで友達と見ていた人を恋人として見れないというのはあると思う。デートをして互いにときめきあえる様に努力するのが大事になってくる。人は能動的になったことについては好きになるもんだからね。これについての具体的な攻略方法知らないのでまた考えるか、何かつまみになりそうな作品なり、本なり、記事なりからまた考えていこうと思う。

好きになる異性について - 淡々と読書する日々

そんなこんなで最善手は何か

 とりあえずキーワードは並べれたと思うのでバチェロレッテ、バチェラーが幸せな結婚に至るための最善手を書いていく。

  1. 参加者に対して誠実に愛を持って振舞う
  2. 参加者が自分と本音で意見を交わせる人間なのか判断すること
    (感情豊かな想像力&計算高い先読み能力&誠実であるか)
  3.  番組中は参加者を親友としてもてなす努力をすること
  4. 番組終了後に一番の親友と言える一人と恋を始めること

 という感じかな。

 1,2については賛同してもらえると思う。

 

3.参加者を親友としてもてなす

なぜ「参加者を親友としてもてなす」のか分からない人もいるかもしれない。これは誠実であるかという話に関わってくる。

例えば、二股三股をしている異性にあなたは誠実さを感じるだろうか?この人と一緒に生活を構成していく中で、相手が裏切らないと思えるだろうか?信用できるだろうか?もしくは、あなたが付き合っている人が居たとしよう。付き合っている人が居るのに、別の異性の元へと行ったり来たり、そんな迷いがある中で自分を真っすぐに好いてくれる人に対して誠実であると言い切れるだろうか?

 

 つまり、バチェロレッテ、バチェラは未来の幸せな結婚のために、番組中は参加者に対して恋をしないように努力するのが最善手になる。人は一貫性を保とうとする生き物だ。不誠実な行いに慣れてしまえば、それが日常になってしまう危険性も考慮する必要がある。

恋をしてはいけない理由はもう一つあり、特殊な環境下での恋は特殊な環境下ありきで成立するというものだ。だから、このイベントで魅力的に見えても長期的な結婚ではすぐに魔法は解けてしまう。そして逆もある。

もし普通の婚活パーティなら

 この時点で常軌を逸しているので私には無理だな(笑)常人では最終的に恋に破れる未来が見える。通常ならもっと簡単なはずなんだよ。

例えば、婚活パーティを考えて欲しい。そこでは一目惚れなんかもするかもしれないが、色々な人と話をしてこの人となら幸せな結婚が築けるかもしれないと一人を選ぶ訳だ。その時に迷う時間は短ければ短いほどいいはずだ。他の人に未練がある中で、誰かにアプローチをしているとボロが出る。その人との未来について集中できないし、能動的に恋もできない。その迷いが今後一緒に未来について考える時のロスタイムになり足を引っ張ってくる。

婚活パーティーであれば数日の出会いでの決定を、バチェロレッテやバチェラーは2か月間も迷わなくてはならない。迷えるという権利ではなくて、迷わなくてはならないハンデとなる義務がある。この修行のような番組の趣旨が分かるだろうか(笑)

4.番組終了後に恋を始める

親友となったなら次は恋を始める必要がある。ここも試練となる。番組中は始終親友として接してきた訳だ。人は一貫性を持ちたがる生き物だ。つまり、ここで番組中での恋をしないようにする頑張りが逆に作用してくる。ただでさえ、親友や友人を恋愛対象として昇華するのは難しいだろうに、ハードルが上がっている。なんてこったい。

まあでも、婚活パーティに関しても同じことは言えるとは思う。ここはそこまで特殊シチュエーションではないと思うので省略する。

 4.一番の親友と言える一人を決めることで、他の親友を傷つけてしまう残酷さ

そして親友から一人を選ぶというのも酷な話だ。日常生活を送っている中で、親友と言える人は自分とタイプが違うこともあるだろし。自分と似ていて親近感があって付き合っている人もいるだろう。そうして、どちらの親友からも日常生活を豊かにしてくれるものを貰っていると思う。

さて、そんな親友とも呼べる人に順位を付けなくてはならず、それによって相手を傷つけるという状況があったらどうだろう。仮に心の中で順位は付けれたとする。でも、それで相手を傷つけることを考えたら辛くないだろうか?お前は鬼かと問いたくなる。

順調に番組で人を選んで進めば進むほどに、この選択を迫られるようになる。やっぱりこの番組は修行か?(笑)とは思う。

 

 

というのが個人的に考えた最善手かな。求められる側は、煌めいた世界かと思いきや試練しかないなと改めて思う。南無三(人)