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「コードギアス」悪を演じて1つにまとまる人たちを見る

 「反逆のルルーシュ」「反逆のルルーシュR2」を全話見た。INTJに関する物語として観てみたけど、結構面白かった。手放しに絶賛とはいかないけど、物語のテーマも分かりやすかった。

三国志で扱われてた兵法が見え隠れしてて作者は参考にしているんだろうなと思った。自身の死を理由にして大義名分を作らせる話とかもあったし。孔明もINTJらしいから、ルルーシュのキャラ設定に組み込まれてるかもしれない。後は、戦時中日本の死ぬことすら恐くないという従順な狂気も入ってたりと、作者(達?)が生きていた年代の知識とか周囲の影響力というのが作品に見え隠れしているようで面白かった。

 感想としては、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。脳みそがフリーズするレベルで感想を考えのが難しい。難しすぎる。 

ルルーシュの性格は、人を駒として動かして目標を達成する、時には仲間も己自身も駒にする、目的のためなら非情になれていた。戦争は結局は愚策な政治手段の1つに過ぎないから、もっとやりようがあった気もする。ルルーシュの力で政治を変化させて内側から国を成立させるとか、、それじゃ駄目だったんかな。でもそうなると、反国家組織の人は救えなくはなるか。ルルーシュの目的がどうだったにしろ、最終的にどちらも側の人をも救ってまとめることにあったと考えると悪くない手段ではあったか?異なる思想が1つにまとまる象徴が必要だと考えるならやっぱり大事か?もののけ姫で言う、シシ神役を担ったと考えれば分かりやすいかな。

 テーマは「犠牲の上に成り立つ愛」だろう。ルルーシュも最終的に自分もプランに組み込み、愛する妹と親友と、敵として味方として戦った仲間を生かすことに成功した。

自分が愛する人から嫌われることや、憎まれることは重視していない。ただ愛する人の願いが達成されることを願って、支配する側を選んだ。闇落ちも良い所だよなあ。少年期から闇落ちては居たのは事実か。結局、ルルーシュは妹を大事に出来たんだろうかなあ。絶対に悲しんでいるだろうし。悲劇作品だなあ。

INTJとして見習うところ

過激なんだよなあ。INTJが計画を立てて目標を達成するのが個性なら、致死性でありながらもジワジワと浸透していく毒のような計画を立てて、内部から入れ替えていくのが良いんじゃないかと思う。気づいたときには手遅れみたいな、主体を見せずに行えば良かったんじゃないか。自分の代で達成させるのではなくて後世に託すとか。計画を立てるのが得意なら、速度を落として計画を達成させる方向もあったはずだ。

 それが出来なかったのは何故だろう。今まで良い暮らしをしていたから、友愛や穏やかな時を知っていたからこそ、過去の苦しみが分かり、惨めさが際立ち、平和の想像が付くから突き動かされる。それを生きているうちに実現させたいと思う。それが行動原理だったのかな。

見習うところなあ。何なんだろう。運命のレールを敷かれてて、その上を全速力で駆け抜けていったのが主人公だったように思うから、そんなにない気がしている。「かぐや様は告らせたい」の主人公とヒロインが二人ともINTJなことを考えると、平和な戦術と策略を巡らして楽しんでる方が現実として合っている気がする。

 

追記:2021/03

「約束のネバーランド」のノーマンもINTJで、キャラや行動理念がルルーシュぽいところあるなと見返してて思った。