音楽は記憶を閉じ込める結晶「はじまりのうた」

 

何でか知らないけど感動してしまった。言語化出来てないのが不思議だ。考察したかったのでやってみる。

 

 

 

ライブハウスで弾き語りをしている人の姿を見た事があるからかもしれない。いつかデビューする事を夢見て日本各地のライブハウスを回って演奏している人を思い出す。ライブハウスの独特の陽気さと人付き合いが苦手そうな人達による会話を思い出す。

 

音楽で成功することを夢をみて熱中して作り出す。同じ志を持つ人と共に精神的に支え合っていき、同じ気持ちを共有している。

中には音楽で表現することに生きがいを見出して、儲けることは後に置く人もいる。取り敢えず、自分らしく音楽を奏でられるかを気にする人だったり。

 

ライブハウスの独特な雰囲気が好きだった。そういう自分の気持ちも、映画を見る中で楽しみを増やしてくれたのかなと思う。

 

物語のどこに惹かれたのか

曲作り、曲を売るための録音作成だ。そのために必要だった過程や楽しさハプニングが描かれている。ある程度は都合が良くて何とか作ることができる。

有名じゃなくて金銭的なフォローが受けられないカツカツな状態で音楽を作るのは、苦労も多いし時の運に任せて進むこともあると思う。

 

と、書いていたけど、この映画の言いたいことを書く。

 

この映画は、曲の制作を通じて色々なはじめの1歩を表現しているんだと思う。離婚寸前の妻との和解や、浮気をされた彼氏との関係整理、娘との和解、自分らしい手段で音楽を発信すること、新しい働き方を模索すること、これらが同時に起きている。

 

音楽をやっている中で、感動して行動が変化することはあると思っている。

自分はあった。文化祭の時に慕っていた先輩との演奏が最後になることを悲しんで色々考えた。これから先のことも悩んだ。悩んだからこそ部活を辞めようと思えた。その時の曲を思い出すと感情と記憶が蘇ってくる。

 

この作品が好きなのは、音楽のある感動のある瞬間を自分が体験していたからで、これからもそういう人達を陰ながら見守っていたいという気持ちが心の隅にあるからだと思う。

 

この映画は主題歌を聴くことで、主人公ふたりの気持ちを一気に味わうことができる。不安だけれど挑戦して楽しんだり自分なりの選択をした証が蘇る。それが美しくて懐かしくて、また自分も味わってみたいと思う。