ブログでは研究内容について語ることは無かったけど、たまには書いてみる。
知らない人に自分の研究を教える機会があったけど、上手く説明できなかったし。あらかじめまとめて置いたら思いだしやすいかなと。来年、研究室に入ってきた人や就活で聞かれたときにも利用できるかな。
通信の研究をしている
アドホックネットワークでのルーティング
その中でもルーティングの研究をしている。
ここで、バケツリレーに例えて研究している内容を説明する。
- 近くに人が居る。全員が近視過ぎて周りが見えない人達で、火元までバケツをリレーで渡していく。
バケツを早く届けるにはどうするか。バケツの衝突で水が零れてしまうアクシデントをどう無くすか。と言った問題が取り上げられる。
バケツに水を組んだ人:情報の送り主
バケツの水:情報
火元:送りたいところ
他にはどういうものを扱っているのか
このバケツリレーを効率よくするために以下のことが考えられている。
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バケツリレーをする人の体調を理解して一時的に休んでもらう:消費電力の考慮
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近視がましなアクティブな人を加えて作業をしてみる:ドローンの追加
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サボり魔や邪魔をする人を見極める:不正ノードへ協調を促す、除外
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バケツ同士がぶつかるのを防ぐために、渡すタイミングをずらす:CW(Contention Window)の調整
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周りに何人の人がいるのかを定期的に教え合う:Helloメッセージのやり取り
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人が少なくてバケツを配れないと決めつけずに、人が近くを通るのを待つ:DTN(Delay Tolerant Network)の利用
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地形を考慮して渡す人を選ぶ:電波による距離測定
- 火を消しやすい薬剤を混ぜたバケツを優先的に運ばせる:優先情報の付与
実際には、バケツに水を組む人や火元は時間によって変化するし。多数存在する。
みんながバケツに水を汲んで特定の火元に送りたい。
みんながバケツに水を汲んで特定の火元に送りたい。
- 不平等が起こらないように、バケツに水を組んで渡す回数を制限する:協調方式
研究の仕方がかなり変わってくるやつ
- それぞれが考えて発信しあうことで、新しいバケツリレー方式が出来る:機械学習でのルーティング