淡々と読書する日々

~知的好奇心と癒しの感性~

共同生活での家事時間を等分にする

 
残像に口紅を」で、妻が主人公である夫に家事について語る場面がある。「家事に参加してくれなくて私は忙しい」と語る。夫は面倒くさがって相づちを打つだけだった。この章を読んでいて情けなくなって、男性が行う「家事の分担」の目安を持ちたいと思った。

家事時間を平等にするには

男女での家事をする時間に差があるとは前から言われてきた。
どのようにしたら時間が平等になるのか内閣府が出しているデータで考えてみる。*1

国民生活基礎調査で分かること

国民生活基礎調査で、全国民での平均が分かるので大ざっぱに見るのにいいと思う。
統計を見てみる。5ページ:http://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou3.pdf
世帯員:「国民生活基礎調査」では、社会福祉施設に入所している者、単身赴任者(出稼ぎ者及び長期海外出張者を含む)、遊学の者、別居中の者、あずけた里子、収監中の者については、世帯員から除いています。
分かること
  • 料理を約1.5時間を意識して行えばいい
  • 育児時間が少ない:このデータではこれしか分からない
この部分を解消すれば女性側の負担が重くならず。均等な時間配分が出来る結果になる。育児時間に関しては、この統計の取り方では「子どもが何歳なのか」を考慮していないので参考にしづらい。
前に出来ること

あらかじめ知識を持っていたら実行に移す際にも敷居が低くなる。「料理を学ぶ」「育児を学ぶ」といった自己学習を、共同生活をする際に意図的に含む必要が男性にはあると感じる。前もって知っておくとかも良いね。料理に関しては普段からやってないとクオリティに差は出そう。

 

仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)レポート

育児に関して思うのが、統計の結果だと夫婦合わせて30分で足りている計算になる。6歳未満の子どもを育てている家庭ではデータが全く異なってくるはずだ。世帯の平均で出しているからこの数値が出てくる。

調べなおすとこういう資料が出てきた。*2

http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2018/201805/img/tokusyu_zuhyo01.gif

 

http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2018/201805/img/tokusyu_zuhyo02.gif

引用:「共同参画」2018年5月号 | 内閣府男女共同参画局

元サイトが分かりやすくまとめている。見てみると面白いかも。

 これで分かるのは、6歳未満の子供を持つ父親は

  • 家事にかける時間を2時間
  • 育児にかける時間を1時間

設けることが理想になる。料理をする時間を増やすのが早い手段だと思う。

女性は7時間ほどを家事と育児に時間をかけていて、男性はその間は働いているという形なのかな。

理想について

 このデータから、他の国でも女性側が仕事を一時的に辞めて育児に参加していることが想像できる。夫婦が仕事をしている場合に、片方ずつ仕事を休んで仕事をしつつ育児もすることって難しいのだろうか。このデータは平均値だから、中には特殊で理想的な事例もあるだろう。

mynavi-ms.jp

 と思って探したらあった。

 この中で例として示されているルーチンが、やっぱり朝食と夕食を作るのが女性側になっている。この調理に関する時間を男性側が肩代わり出来たら、時間的にも平等になるんかなーと感じる。

会社から帰ってくる時間の差については、交互に早く帰る日と遅く帰る日を繰り返す感じになるんかな。

会社について

就活を控えている人間として思うのが、「男性は働いて、女性は育児をする」という固定概念の元で経営している会社に入社するのがリスクだ。結婚予定となる30代で融通の利く会社に転職するのを考慮するようになる。

個人的な意見だが、愛は距離に比例すると科学的に知られているので、結婚するんだったら、単身赴任させられる会社から別の会社に移るのを幸福度の観点でお勧めしたい。

*1:企業がアンケートを取っている場合では人数が少なかったりする。政府が発行した資料の方が母数が多い場合をよく見る。それでも調べた母数はチェックする必要があると思うけどね。

*2:アジアでも韓国や中国は日本と似て、家事を男性がしない傾向があるため比較対象の国から除かれていると見た。