心理学の分野に、行動分析学が含まれている。行動を分析して何が行動を起こしているのか。どうやったら行動をコントロールできるかを考えているようだ。
社会でより良く利用されて欲しい。
行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)
- 作者: 杉山尚子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 新書
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有益な教え方
良い教え方
本書では実利が生じる例で分かりやすく説明してくれている。有益な教え方と言うのが面白い。
教えるのが上手い人ほど、
- 指示
-
確認、観察
- フィードバック(再評価)
が多く。更にそれにかかる時間も短い。短時間で3つをセットで終わらせたい。そして繰り返すと良い。フィードバックはすぐに返さないと覚える部分がずれる可能性が上がる。早めにフィードバックを返すのが好ましい。
ゲームをしたときにチュートリアルが丁寧だと感じるものは指示、確認、フィードバックを実践しているかもしれない。思いだしてみるといいかも。
ダメな例
他にはダメな例が挙げられている。
- 何度も指示を繰り返した後に、しばらくして様子を見てフィードバックを与える。(適宜行った方がよい結果を生む。)
- 指示をするだけ
- 専門家が素人に難しい言葉を使って説明をする
専門家として分かりやすい発表を心がけようと思った。
行動をコントロールする
嫌なことで行動をコントロールする
禁煙をするための例:禁煙が失敗したら、自分が大切にしているものを一つ壊す、無くすという方法
法律とかルールと言うのは、たいがいがこれにあたる。
大事ではあるが、創造性を消すので多用は避けたいところだ。
好きなことで行動をコントロールする
おなじくらい良いものをやってしまえばいい。
これは私も経験があって、ストレスで絵を描いていたのが歌を歌うことに変わっていった。今は音楽でもストレスが減るような選曲を意識的にしている。音楽を聴いていない時間が続くと辛い。自分は依存しやすい体質だと思っているので、煙草とか酒を意識して避けている。
同じ行動をコントロールする方法でも、こちらはネガティブな要素が少ない。
創造的な社会を目指すうえではこちらを多く使いたい。
パチンコ好きな友達が、ボードゲームにハマってパチンコ辞めないかなーと思いつつボードゲームに誘ってる。