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有益な教え方

心理学の分野に、行動分析学が含まれている。行動を分析して何が行動を起こしているのか。どうやったら行動をコントロールできるかを考えているようだ。

社会でより良く利用されて欲しい。

行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)

行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)

 

有益な教え方

良い教え方

本書では実利が生じる例で分かりやすく説明してくれている。有益な教え方と言うのが面白い。

教えるのが上手い人ほど、

  1. 指示
  2. 確認、観察

  3. フィードバック(再評価)

 が多く。更にそれにかかる時間も短い。短時間で3つをセットで終わらせたい。そして繰り返すと良い。フィードバックはすぐに返さないと覚える部分がずれる可能性が上がる。早めにフィードバックを返すのが好ましい。

 ゲームをしたときにチュートリアルが丁寧だと感じるものは指示、確認、フィードバックを実践しているかもしれない。思いだしてみるといいかも。

ダメな例

他にはダメな例が挙げられている。

  • 何度も指示を繰り返した後に、しばらくして様子を見てフィードバックを与える。(適宜行った方がよい結果を生む。)
  • 指示をするだけ
  • 専門家が素人に難しい言葉を使って説明をする 

 専門家として分かりやすい発表を心がけようと思った。

行動をコントロールする

嫌なことで行動をコントロールする

禁煙をするための例:禁煙が失敗したら、自分が大切にしているものを一つ壊す、無くすという方法

法律とかルールと言うのは、たいがいがこれにあたる。

大事ではあるが、創造性を消すので多用は避けたいところだ。

好きなことで行動をコントロールする

おなじくらい良いものをやってしまえばいい。

これは私も経験があって、ストレスで絵を描いていたのが歌を歌うことに変わっていった。今は音楽でもストレスが減るような選曲を意識的にしている。音楽を聴いていない時間が続くと辛い。自分は依存しやすい体質だと思っているので、煙草とか酒を意識して避けている。

同じ行動をコントロールする方法でも、こちらはネガティブな要素が少ない。

創造的な社会を目指すうえではこちらを多く使いたい。

 

パチンコ好きな友達が、ボードゲームにハマってパチンコ辞めないかなーと思いつつボードゲームに誘ってる。

次に読んでみたいキーワード

バースト :報酬が得られるはずの行動に反応が無い場合、その行動が一時的に強くなる。もしくは、もう一度同じ行動を行う。

集団比較研究:人間で実験、観察を行う場合は個人差があるので集団で数値を計って平均化して比べる。(1930年代、ロナルド・A・フィッシャーの数理統計学

社会的悪循環に陥る:互いに相手の行動を無意識に強化しあって、問題がいつまでも解決しない。

フランシスベーコン

エルンストマッハ