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パッセンジャーを観ました

映画のパッセンジャーを観て自分の中で考えたことを書いていきます。ストーリを知ったうえで読むのをお勧めします。

パッセンジャー (字幕版)

分かりやすかったブログのリンクを置いておきました。

全体を通して監督が視聴者に伝えたかったことを考えてみる

  • 倫理的な間違いを犯してしまったあとでも、後悔して全体のために被害者のために行動ができるなら許され幸福になる機会はあるかもしれない

これに尽きるのかなと思いました。ヒロインがすごい優しかった。主人公はこの優しさを大切にしてほしい。社会でこの教訓を生かすなら環境から逃れられない状況で罪を犯したときは、果敢に行動して贖罪を行おうという考案ですかね。主人公はその過ちを受け入れてくれたヒロインに感謝するという手合い。

 

罪と罰」の、生活に困っていて性格の悪いおばさんを殺して金銭を盗んでしまうが罪の意識にさいなまれて自白する主人公とかも同時に考えてみたいところです。あれも危機的な欲望に耐えれずに殺人を犯したという点で、睡眠状態から起こしてしまった主人公の姿に似ています。

別の答えがあるのではないかという意見

映画では二人で最後まで暮らすことになりますが。第3の案で「工夫してもう一度二人とも冬眠する」というのもありかなと思っています。たとえば、主人公はメカを作るのが得意なので冬眠装置内に居ながらでも冬眠が行えるように遠隔操作マシンを作るというエンディングです。さいごにみんなで目覚めて新しい人生を送る。そこではお互い違うパートナーを持っている未来が有ってもいいし、女性は記者なので記事にしてキャリアウーマンとして活躍する未来も有ってよかったなと思えた。

 

社会で教訓を生かすなら「必要なものは作れる」という価値観で行きたいな。主人公が「必要なものが取り換えられない=移住先」「必要なものが取り換えられる=地球」を強調して称賛しているシーンがあるので、このエンディングははじめからなかったんだろうけど。エンジニアならクリエイティブで問題を解決してほしかった。恋愛ではなく「生き方」や工夫の話がほしかったな。