「空気の研究」を読んで

日本独特の「空気」について知れたらいいなと思って読んでみました。

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

 

 

小中高と日本教育を受けているうちに疑問だったことを思い出させる一冊だった。複数の目線で「空気」を表現することで形が見えたように感じる。エッセイとしての側面が強く感じた。論理は自分で考える必要性があるだろう。

本書に書かれている日本独特の表現「空気」とは

同調圧力だと考えている。そして、同調を無視すると仲間外れにされる暗黙の了解と言ったところかな。

信仰の一種

信仰であるがゆえに、否定されれば逆に強化される。事実を歪める性質を持つ。

信仰対象から感情理論でものごとを優先される

選択しているのではなく選択されている。受け身の感覚のようだ。

短期要因によって”信仰の対象”を変更
信仰といっても啓蒙を信仰することも含まれる

ここに矛盾が生じている。「短期要因で"信仰の対象"の変更」と「長期的な啓蒙」の両立は難しい。著者の表現方法ではなく啓蒙は優先順位が下位であると語った方が良い気もする。もしくは局所的な啓蒙であって分散型の啓蒙ではないという表現も有りか。

日本以外もある

この裏付けが少なすぎるが、海外でも同調圧力の類はあるのだろう。シリコンバレーでも空気が優先されていると記事で見たことがある。

忘れるといけないので書き留めること

長期的な目標

「空気」に従っていると短期的測定によって自己を更新するようになる。長期的な目線によって計画を立てることの重要性を急かされた気になります。計画に基づいた長期によるポジティブな願望が、幸福度を上げるのによいという理論を思い出しました。
この本から学べたことは日本人が「幸福になりずらい」文化を持っているのでないかというひとつの考察でしたね。

個人的な推測:土地から受ける影響

砂漠の地方の人は温暖な地方の人に比べて生に対して残虐であるという話を聞いたり。過酷な環境下で生きてきた人は残虐になるというに関連して、豊かさとはもともとある土地の住みやすさに比例するのと仮定できそうではないですか?

日本は災害があったり、険しい山が連なっていたり、四季があったり、変化が激しいです。天気予報を気にするのも日本ならではではないでしょうか。それが、変化に対応する人間性が生まれる理由だと想像しています。ヨーロッパで文化が栄えた国は季節の差があった訳ですし。

幸福度でいうと国土で高低差も含まれるアメリカも低いです。幸福度が高い国では、気候的に住みやすい赤道付近が多い気がします。

別の目線から「空気」を語る面もあって良さそう

本書に書いていない、日本的な判断基準には差別の文化が元々あり、個人対多数で決定する事があるときに個人が文化的に隔離されてしまう傾向にも触れてほしかった。「利己的な遺伝子」に書いていたミームのような、自己の複製に重きを置いている文化集団の模様からの考察もしたい。

近況

久々の投稿でした。期末テストがあるとブログ更新を止めちゃいますね。
一年間に80冊読む欲求は変わらずです。本を読む習慣に戻るとホッとしますね。
大学院に行くことを決めたので、読む本の内容を変えようかなと考えています。
電子書籍を買ったので海外の古い小説なら無料で読めます。英語を身近に使っていきたいですね。技術系の資格も取りたいので3ヶ月ほど勉強期間を設ける予定も考えています。
テスト期間中にed sheeranの美声に惹かれて癒されてました。