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映画「セッション」の感想

 

レビューを見ると高評価押してる人多いけど、自分には響かなかったかな。酷評してるから苦手な方はブラウザバッグ推奨です。

これは映画の内容に関しての感想です。

映画を観終わった後は感動していました。が、「感動する=正しさ」ではないので、そこは気を付けていきたいところです。それと流れている音楽自体はとても綺麗でした。また教師役を務めていたシモンズさんも圧巻の演技でしたね。最後のシーンは確かに緊張しました。

 この作品は「LALALAND」でも知られるデイミアン・チャゼルによって監督された。「LALALAND」同じく、この人の作品はフランス映画をリスペクトしている側面があるので、映画を観た後の感情や余韻を楽しませたかったとみてます。その面ではきっちり表現できていたと思います。

考察を入れていくと、この作品はリアルサスペンスホラーのジャンルに入ると思います。

session.gaga.ne.jp

 

言いたいことは、この本が言ってくれてます。知識は使い方を間違えたら人を傷つける。知らなくても傷ついてはいるけど。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

 

どうやったらいい練習が出来るのか

練習にはモチベーションが必要だけど、それは情熱というよりは習慣というのが正しい。前にやっていたから癖でやっているという発想だ。

また練習には適度な緊張感とリラックスした中で集中することが大事だ。不安の気持ちが有りすぎたり緊張し過ぎると、本来の集中力が使えなくなる。

その道で卓越した才能を持つためには、集中力が極度に上がった状態のフローが欠かせない。この状態になると、周りへの注意が消えて動作にだけ集中できるようになる。この感覚を覚えることで通常よりもはるかに高い精度の成果を出すことが出来る。

そういう意味では、この映画では集中力を高めるための癖が主人公にはあったと言える。

入団の儀式、カルト

人間には厳しい逆境を乗り越えて得たものは、価値があると見なす性質がある。それによって、人類は厳しい環境下で生き残ることが出来た。

「厳しいことがある→乗り越える→良いことがある」

という形を取るときに、その厳しさを肯定する節がある。人間は一貫性を持っていたいと強く願うから、全ての課程が大事だったと思うことは自尊心や自信へと繋がる。

それが間違った形で安定することがある。カルトで入団する際に集団でリンチを行って入団を許可させる場合がある。入団する者は「厳しいことがある→乗り越える→良いことがある」の思考スイッチが入って、組織へ精神的に愛着を持つようになる。公的な手法で何度もサークルは解体させられるが、以後も水面下で出来てしまっていたちごっこになるみたいだ。

厳しいだけの指導を経験した場合、印象には残りやすいがあんま意味ない。印象に残りやすいが故に継承されやすい。理知的に制御していくしかない。

過労死で亡くなった方、学校で体罰を受けた方を考えても、これを賛美するのは時代錯誤ではないかな。それと、成果には精神的圧力ではなく極度の集中力こそ大事だとみんな知って欲しい。そのためには精神的な安定感がいる。

良いチームの定義とは

良いチームは互いへの好適なフィードバックが多く飛び交っている。ビジネスで賞賛されるのは、1つの指摘に対して4つのほめ言葉というように、チーム内での団結感が大事だと言われる。

監督が経験した高校の部活体験から着想を得ているようだけど、罵倒が飛び交うシステムは教師としてどうかしている。好適なフィードバックと、集中しやすい環境下で伸ばすしかないさ。ちなみに、テニスで活躍した大阪なおみ選手のコーチは好適なフィードバックが多いみたいだね。

「なおみには純粋な心」自信与えた若きコーチ : スポーツ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

大坂なおみとサーシャ・バイン。初タイトルに敏腕コーチとの出会い。 - 女子テニス - Number Web - ナンバー

 

エストニア調べた

 

エストニアがIT立国と呼ばれているようなので、どのような国なのか調べたくて本を読んでみた。

エストニアを知るための59章 (エリア・スタディーズ111)

エストニアを知るための59章 (エリア・スタディーズ111)

 

 この本ではエストニアの歴史や特産や伝統の現状が知れた。もっとエストニアのIT立国としての話が読みたくなった。ので追加で読んだ。

未来型国家エストニアの挑戦  電子政府がひらく世界 (NextPublishing)

未来型国家エストニアの挑戦  電子政府がひらく世界 (NextPublishing)

 

 エストニアは役所手続きをすべてITで行えたり、買い物でのキャッシュレスが進んでいる国だと知れた。また、文化的な側面や経済的な側面での問題や課題が残っている国なのだと知れた。EU参加国で、男女の経済格差が一番大きい国とも言われている。世界ランキングで見たら日本はエストニアよりも格差が大きいけどね。

 

また電子国家として成立するには、ITに慣れていない人の数がネックになるように感じた。

エストニア人口ピラミッドは日本と同じように釣り鐘型をしている

https://www.populationpyramid.net/ja/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2/2016/

 日本、生産年齢人口割合[15~64歳人口]

https://ecitizen.jp/ssds/Indicators/_A03502

エストニア

生産年齢人口(15~24歳) 11.2%
生産年齢人口(25~64歳) 54.7%

エストニアの人口 - 世界経済のネタ帳

 

エストニアの面積は九州と同じくらいで、人口は沖縄よりも少ない。そういった面で行政のサービスを実施するときに、県ごとでの対応が個々で決めやすいメリットがある。

という個人の意見で読んでたんだけど、情報処理は多数の方が効果を発揮するから、日本こそ導入してみる価値はあるという切り返しが有った。人数ではなく割合で見たら出来そうな気もする。生産年齢人口割合は同じくらいだからね。

セキュリティに関して

 エストニアでは電子署名を導入している。はんこや紙の書類よりも偽造が起きにくいと言われている。日本ははんこを持ってないといけない訳だけど、サインで済ませれるのは便利だね。

  • 公開鍵暗号使ってる
  • 海外のサーバにデータのバックアップ取ってる
  • DOS攻撃(通信機器に無意味なデータを送りまくってパンクさせる)で一時的に使えなくなくなった過去がある:これは結構恐いと思うんだけど
  • ICTカードが個人認証として使われている

 

 実物が偽造されるのと、IOTの資料が偽造されるのどっちがセキュリティ面で優れてるんだろうか。作業効率で言ったら断然ネットの方が良さげだから、移行して作業効率の手間を省いた分を良い政策に分けてほしい気持ちはある。

 見やすい資料をデータで渡されて記入したら、前に手書きで書いていた資料と同じ内容を書いているだけだった。のような機能も入れれそうだし。

面白かった政策

政治家の給料が、市民が貰っている平均給料の4倍以下になるように変動する
政治家は、議会で使う資料をPCで閲覧する
医療機関では個人認証が出来るので、薬手帳や検診結果もネットに保存されている。定期的に必要となる処方箋も、医者のネットでの許可で薬局に直接薬を取りに行ける。

インフラを最適に自動化して運用したいな。

 

コミュニティの話をする

 5年後までにコミュニティを作りたい。現在はコミュニティに参加させてもらって、どういうコミュニティを目指したいのかを気づくきっかけにしたい。

そこでコミュニティ関係の本を読んでみた。

クリエイティブ・コミュニティ・デザイン 関わり、つくり、巻き込もう (Next Creator Book)

クリエイティブ・コミュニティ・デザイン 関わり、つくり、巻き込もう (Next Creator Book)

  • 作者: 成瀬猪熊建築事務所,田北雅裕,服部滋樹,西村勇也,兼松佳宏,アサダワタル,大和田順子,林美香子,下山浩一,いえつく,松場登美,諏訪光洋,マエキタミヤコ,中村陽一,籾山真人,友廣裕一,秋田光彦,鷲尾公子,宮本武典,紫牟田伸子
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2012/05/25
  • メディア: 単行本
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コミュニティについて語っている記事があった。どちらもコミュニティ運営者による記事なので参考になるはず。

祝、共著本『クリエイティブ・コミュニティ・デザイン』発売!greenz.jp 編集長が大切にしている「3つのつくる」とは? | greenz.jp

「コミュニティの鍵は貢献にある」ミラツク代表・西村勇也さんが考える、未来をつくるための"コミュニティデザイン"とは? | greenz.jp

再読したい......い?い。い

もう一度読みたい本だ。読んでると「確かに」とか「そういう目線があるのか」と言った気づきが得られるんだけど、具体的にどうするのかが見えてこない。問題にぶつかって悩んだときに読んでヒントを貰う本かな。

この本は著者が多く。人によって信じているものが違った。また話の構成が書く人で異なるので、具体レベルと教訓レベルの話が入り混じって整理が付かなかったかも。

  • コミュニティとチーム、組織の違い:貢献、ルール、目標
  • コミュニティには創造的な「対話」が必要
  • 人はすでに人と繋がっている
  • 町をつくるではなく使いこなす
  • コミュニティ外からの批判で、理に適ってないものは無視する勇気もいる

ここら辺が気になったかな。ううううんんん。消化できない。著者の意見をもっと掘り下げて聞きたかったな。良いこと書いてるんだけど、あっちこっちに矢印が飛んでいた。

 

近況を報告

 
8月15日から読書の習慣を再開します。
読書の習慣を延期し続けている状況です。
モチベーション維持のためにブログで意志を書いておきます。 

延期してた理由

7月の中旬から夏風邪をひいて休養に時間を当てていました。7月の末にレポートが出題されて、体調不良と課題で時間を消費していました。
 
体調不良の原因は、体力低下時の汗による身体の冷えだと見ています。暑さで体力が低下してるのに、慣れない水泳を連続して行ったのが要因です。
 
体力低下に気付かずに疲れていることが多いです。体調管理をしていたつもりですが、実際は出来ていなかったのでしょう。
今回の経験を得て、夏場のスポーツはほどほどに抑える必要があることを知ったかな。睡眠もしっかり取ったほうが良いですね。
 

読書について

20代から身につけたい ドラッカーのマーケティング思考法

20代から身につけたい ドラッカーのマーケティング思考法

 
ドラッカーの本を一回読んでから放置していたので、読みやすい入門書から読んで要点を掴もうと思ってました。途中まで読んでたんですけど、結構分かりやすくまとまっていて読みやすかったです。
考えながら読んで、アイデアと一緒に書評を書きたい本ですね。
コミュニティデザイン学: その仕組みづくりから考える

コミュニティデザイン学: その仕組みづくりから考える

 
あとは、コミュニティをどう作ったらいいのかを調べてました。地元の社会人サークルに参加していると、どういう風に運営するのが良いのか気になりました。
コミュニティに関しては、今は実際に参加して知見を広めるのも手だと思っています。
ワイガヤの本質-

ワイガヤの本質-"ひらめき"は必然的に起こせる-

 
後は経営の仕方で、「ワイガヤ」というのを調べてました。上下関係無く、物事の良し悪しを語れる関係性を築くためのノウハウだと思ってます。
最近では、会社の飲み会は個人の時間を大切にする新しい働き方や生き方によって必ずしも歓迎されるものでは無くなっています。
 
しかし、続けられた秘訣というのは存在すると思ったので、「ワイガヤ」の何が良かったのかを理解したいです。
良い部分だけを取り出して新しい価値観とも共存できる考え方を作り出せば、更に円滑な経営手法が生まれそうな気がするので読もうと思いました。
 

習慣に戻る

読みたいんだけど読めない状態でした。復活したらブログの更新も適度に進めていきます。無理して書いても続かないので、1週間に1つ書評出すのが目安になってますね。たまに2つ出せたら良いな~くらいの気持ちで書いてきます。
 
水泳も体調が回復したらぼちぼち行ってみます。水泳した後は頭がすっきりして集中力も高まるので気分転換のためにも早く行きたい。
 
洋楽も歌えてなかったので、歌える曲を増やしてきます。
体調不良のおかげで、曲をじっくり聞いて楽しむ方法を再確認できたので悪いばかりでもなかったです。

知見を広める:新しいことをする

起業について
夏休みに入ったら時間を長めに取れるので、この時間を利用して新しい挑戦をします。起業したい人を集ってビジネスモデルをコンテストするイベントが、去年から地元で開催されているので今年はダメもとでも良いから出てみます。
 対象者を子どもと老人か、仕事リタイア後の時間の使い方に悩んでいる人にしたいと思ってます。対象者調べをきっちり出来てない部分が心残りなので、足で調べる方法を考えたい。
洋楽について
nana 音楽でつながるコミュニティアプリ」を友達に勧められたのでやってます。誰かに聞かれると思うと、適度な緊張で歌えて練習としていいですね。
 夏休み中に「音楽発見サービス - Spotify」を学生割の月額500ぐらいで利用して、洋楽に触れる機会をよりスムーズに多くしようかなと思ってます。イヤホンを買うのもありですね。
あともう一つ何かしたい

落ち着いていて穏やかで情緒的なことをしたいです。このブログの趣旨が「挑戦と癒し」を追及するものにしたいので、癒しに関する時間を取りたい。

キーワードを並べると、「苔」「箱庭」「植物」「花」「場所を取らない」「身近」あたりが必要かな。「水」も欲しいけど必須ではないかな。

イラストは違うんだよね。本物の肌触りと実感が欲しいかな。

ことばを使いこなすイギリスの社会

この本は著者が過去のイギリスでの滞在を生かした.著者による洞察である.

伝記のようであり,イギリスを「言葉」をテーマに聞いた話や自分の経験を通してまとめようとしている.
ことばを使いこなすイギリスの社会

ことばを使いこなすイギリスの社会

 
科学的なエビデンスやデータ量というのはあまり出てこず,書かれた年代もイギリスがEU脱退前のものだったりするので参考程度に読んだ.
とは言え,イギリスの移民に対する意識が読み取れる.どういう経緯がイギリス内であって,移民を考えているのかがとらえやすくなったかもしれない.たとえるなら,真っ白だったキャンパスに印象的なぼやけた絵が描かれたイメージだ.
 

イギリスの言葉について

  • please,thank youを大切にする
  • 職業的な身分に関わらず,言葉を扱うのは対等である
  • 常に丁寧な言葉で,相手の意思を伺うような方法
  • 何か失敗を犯しても,周囲は執拗に追及はしない.本人は言い訳をきっちりと言えるようにする
  • その時の失敗は事実として残ればよい.それよりも今後の関係のほうが大事

日本では本人が言い訳をして,それを周囲が認めるというのが捉えにくい価値観かもしれない.その場が収まればいい,今後も一緒にやっていきたいという発想が面白い.

日本であれば失敗した者は反省と謝罪を求められる節があるように感じる.そして周囲が場合に応じて,本人の代わりに言い訳を作るのが多そうだ.

イギリスの学校

  • かつては生徒は聞かれたときだけ返事をすればよいとされた
  • 今は話すことを重視している
  • 円形になって,自分たちの意見を述べるような空間や時間を作っている
  • すべての能力を高めるのではなく,得意なものを伸ばしていくように教えられている
  • 生徒ばかりでなく,教師を主役にして褒める

先生が褒められる対象となるのは大事かなと思う.やっている学校はあるのだろうし,それを先生同士で認めている職場もあるだろう.主役は教師だという見方があってもいいのかもね.

イギリスと言えば幼い労働者を効率よく使うために,雇う側が子供に教えていた節がある.しかし,それはかなり昔の話で変わっているのだというのは理解できた.

イギリスの町

  • 近隣住民との協力を行っている
  • 家を留守にするときに代わりに見てあげたり.困ったことがあったら助け合う.
  • 近隣の人とのコミュニケーションは大切のようだ
ここら辺は日本とも変わらずな雰囲気がある.協力している近所関係の人もいるだろう.

最近の動向

  • 近年ではスマホやPCの出現で,子供の読み書き能力が下がっている
  • TVやメディアによって言葉使いが前よりも軽くなっていることを嘆いている
  • 移民政策は国が多文化主義に変容するというよりは,移民がイギリスの文化に同化してほしい
 日本人が最近の若者は~で言っているのと、変わらない状況があるんだなと見て取れる。最新技術によって失われてしまうコミュニケーションの質の向上を意図的に図っていきたい。

まとめ

イギリスと言えば,自分の時間を大切にして多くの人と関わろうとしないイメージがある.本書でも人間関係で言葉の扱い方に気を使うので,仕事でもかなり気を使うと書かれていた.日本とは違った意味で気を遣う文化だと思う.
本書ではイギリスの言葉を大切に扱う部分を主軸にして,日本にも見習う部分があると伝えられていた.見習うとしたらthank you, pleaseあたりだろうか.sorry manと呼ばれてしまう,謙虚に徹する日本人の気持ちもわかる.
どちらも扱っていけばいいように思う.世界と文化的につながっていくことを考えていくなら,いい部分をどっちも取りたい.*1
 

 thank you, please sorryをまんべんなく使うとしたら

どちらも使ってみると考えると経験値が無いと難しいことが分かった。

thank you
  • 頼まれごとをしてくれた
  • 親切にしてくれた
  • 思いやりのある言葉を掛けてもらった

やってる人はいるけれど、改めてここら辺を堂々と言ってみると良いかもしれない。

please
  • 頼みごとをする

日本人はpleaseの前にsorryを置きたがるのかもしれない。

イギリスの人がpleaseを使うときの感覚が分かれば、詳しく見れそうだ。

「お願いします」と懇願しているのか、「お願いします」と協力し合うのが当たり前だから言っているのか。そこら辺が掴めない。

sorry
  • 失態をしたときに、改善を行う意思を持つ

理想的な扱い方を書きました。本当は思ってないのに「すいません」と言うのは事象としてあるけど、それは今回は省きます。

失態をしたときに言えば、相手が改善してくれると思えて良好な関係を築ける。何度も同じミスをすると難しいのかもしれないけどね。

表情

言葉を言うときの表情も大事なのかなと思う。

「ありがとう」と慈しみの表情で言われると、「すまない」という感情も同時に読み取れるので言葉だけがコミュニケーションツールではないように思う。

イギリス人が言葉を使うときの表情にも興味が出てきた。

*1:アバウトな感じなので,具体的に詰めれるような情報収集を行いたい

脳を最適化する」を読んで

脳に良い生活習慣は、緊張感のある楽しい交流を味わうことだってさ。

今回はマインドフルネスは省きます。

脳を最適化する ブレインフィットネス完全ガイド

脳を最適化する ブレインフィットネス完全ガイド

 

脳はどう変化するのか

年齢を重ねるほど

  • 物事を多様な視点から観察できる
  • 自分が持つ知識の限界を理解する
  • 語彙力は増えていく

と言った前向きな研究結果がある。

脳の処理速度、ワーキングメモリ*1、記憶力、推理力

年齢による能力低下
  • 20代後半から30代前半にかけて悪くなる:個人差あり
  • 目新しくて複雑な情報を処理する能力が低くなる

前頭葉の発達が止まるのが20代後半というのを別の書籍で読んだ。それと同じ話かな。前頭葉は性格を司るところだから、25歳までには理想的な性格と生活習慣を手に入れた方が良い。

もしくは、どのような学習が必要になるのかを挙げて準備していたほうがい。一度学んだことがあったり類似性のある学習は、年齢が若い人よりも早く身につけれるという結果がある。

理想的な性格については、成りたい自分がしているだろう行動を起こすと良い。(性格は行動から)緩やかに行動して変化していくのだ。

脳機能の向上

年齢が高くなっても脳は変化する

  • 学習や体験による刺激
  • 教育、生活スタイル、自らが下す決断

自己コントロール能力は幸福度の点でも大事だ。自分で何かを決定する。挑戦する意欲が楽観的な性格も産んでくれる。

運動が与える脳機能の向上について

運動をしていると、

  • 必要な情報に注目しやすい
  • (準備、抑制、反応の切り替え)を行う大脳基底核が大きい

有酸素運動(水泳、軽いウォーキング、縄跳び:週3回の30~60分が望ましい)を長期間続けていると、更に

  • 計画力
  • ワーキングメモリ
  • 抑制力
  • マルチタスキング処理

と言った前頭葉で処理される能力が向上する。前頭葉は加齢で影響を受けやすい。

  • 注意:記憶力を高めるわけではない
本書で勧められていた脳の鍛え方:他にも方法はありそうだ。
  • 読書
  • 文章を書くこと
  • モノポリーやトランプゲーム
  • クロスワードなどのパズルをすること
  • 組織化されたグループでの議論の参加
  • 音楽トレーニン
  • 新しい言語を学ぶ
  • コンピュータゲーム:アクション

それぞれで鍛えられる脳の分野は異なる。別々の脳機能を高めることで相乗効果が得られるので、複数を習慣に取り組んでみると良いかもしれない。

ちなみに唯一、脳機能が下がったのはTVを観ることだったようだ。

今まで使っていなかった脳領域を使ってみるのが良いみたいだ。全部生活に入れたい。

ゲームが中に入っていたのは驚きだった。実況動画見るくらいならやった方がいいかも。

コミュニティによって得られるもの

友達や家族、クラブや地域コミュニティなどを通じて社会的につながっていない孤独な人は、

  • 総死亡率が2~4割増加する

コミュニティの参加は健康面でも、情緒面でも大事だ。

コミュニティに参加すると良い一面が得られるのは

  • 新規性:新しさ
  • 多様性:複雑さ
  • チャレンジ性

の面が含まれているからだと言う。コミュニティに参加して活動をするだけでも良いが、特に

  • 指向性のあるコミュニティ:読書クラブや政治活動
  • 協力的な交流
  • ボランティア
  • 知り合いになろうとする交流

が良い一面を持っているようだ。まったく気の使わない交流は変化がないみたいだ。

男性に比べて女性が長生きなのは、ここがしっかりしてるからではないかと自分は思っている。

コミュニティでは質の高い交流が尚いい

認知機能と社会的な繋がりの規模には関連性が無かった。

  • たくさんの人と社会的な結びつきがあるかどうかより、質が高くて満足できる結びつきが大切

といった考察も加えられていた。祖父母のカラオケ仲間についての話を聞いていると、良かったことや褒めたこと、褒められたことを聞かせてもらえる。こういう関係のことを言うのだろうか。

 

本書では、高齢での学習についてよく述べられていたので、祖父母や自分の老後を考えながら読めた。

*1:作業するときに一時的に覚える能力。計算したり、買い物リストを覚えるというにも使われている

長期的な楽観を持とう

 
緩やかな、徐々に変化するポジティブ思考は良い一面を持っているのではないかと見てる。また、ネガティブであっても良い一面を取れるので、使い方次第だと見ている。
急激な変化とか、落ち続けるネガティブな思考が避ける対象かな。
 
この分野は発展途上ではあるが、将来性が見込める面白い研究だ。研究を重ねてメタ分析をして定説を打ち立てて欲しい。そして知りたい。
脳科学は人格を変えられるか? (文春文庫)

脳科学は人格を変えられるか? (文春文庫)

 
 

考えられた、現状を打破する取り組み

本書では、下の研究から楽観主義が良いよと書かれていた。それに対して自分なりの考察を入れてみたい。

楽観的な内容の日記を書いていた修道女は、悲観的な内容を書いていた同僚より、平均10年長生きしていた。

長生きに関しては諸説ある。自分が信頼が高いと思うのは

  • 食生活が向上した*1
  • 人と関わるコミュニティがある*2
  • 医療技術の発展している

あたりかなと考えている。だから、寿命が短い長いは間接的な影響だと見ている。楽観的だからコミュニティに復帰しやすいとか、コミュニティに入りやすいとかかな。食生活にも気を配るようになるかもしれない。

それが後々に良い影響を及ぼしているのではないかと見ている。

この研究を読み解いてみる

次の話が参考になるかもしれない。

  • 性格を変えるにはまず行動から変える。行動を変えることで脳の繋がりが新しく出来て、思考もそれに合わせたものが生まれてくる。=実際にどういう行動をとっているのかが大事

  • 不安を感じやすい人が多い国ほど、長生きする人が多い。例えば日本がそうである。=不安を感じるから将来に準備している

この研究の内容では、本人が悲観的なのか楽観的なのか分かっていない。書いた内容で判別している。

本書でも、楽観的な方が考えて実際に行動を起こそうとするという研究を述べている。逆に、考えて行動するから楽観的になれるとも見れる。

他に紹介されているのは、恐怖や不安を感じたときに思考出来ているのかが挙げられている。感情が先行した時に、それでも考えることを深めれるのかがトリガーのようだ。

どんな状況でも晴れる可能性を見いだそうという観点がいるのだろうか。落ち込んで感情を発散した後は、計画を立てて行動に起こすことで楽観性を高めるように心がけよう。

幼児期のスキンシップによって、その人間が成長する段階で幸福を感じやすいのか感じにくいのかが決まる

研究については別の本でも読んでいたので知っていた。前にブログで取り上げた気もする。

日本でも幼児教育を推していこうという取り組みが見られるのも、それが理由だろう。幼児期に特定の関わり方をしてあげるのは大事だ。

 

たくさんの言葉を掛けてあげる。感情を持って接する。ハグなどのスキンシップを取り入れる。

マインドフルネス

マインドフルネスに関しては他の記事を見たり、本でもたびたび紹介されるので知識は増えていく。色々方法はあるけれど、集中して雑念を取り払うことで感情をコントロールする癖を脳に着けてやるのが目的だ。

本書では、瞑想の言語表現を考えさせられた。

  • 否定的な感情が沸いたときに、それを観察する対象とする
  • 脳内で扁桃体を区切って観察をする:脳内で脳内を観察する
マインドフルネスや瞑想を行うと、感情を統御する部分に変化が起こるようだ。
これが強いと幸福度が強い、収入が高いという結果も出ている。
 
感情の取り扱いが上手いと新たに挑戦しやすくなるからだろうか。
己を知り相手を知ればなんとやらと言いますからね。
自分でやってる瞑想
  1. 目をつぶって鼻呼吸に集中する
  2. 吸って吐くときに、鼻の裏側を通る空気の流れに意識する
  3. 想像で空気の流れに色がついていると思っても良い
  4. それに集中し続ける
  5. 雑念が入って、別の思考をしそうになったら鼻に意識を向ける

これを繰り返してたら出来た。アイデアがやっている時に出てきたら、そのまま考えてメモしたりしてます。

*1:食生活のバランスに気を付けるともっと良いかも

*2:指向性のあるコミュニティだと尚いい