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生活スタイルによる目標変更

 

リラックス音楽を聞きながら夜に考えていた。悶々としていても効率が悪いので、対策や案を練った。

 

将来について考えていた。どうやったら今の漠然とした不安が治るのか。この先の会社とか人間関係とか、仕事に対する向き合い方とか、副業についてとか、趣味についてとか、どうしようもない好奇心と行動欲求とかについて思いを巡らせていた。

 

今後の具体的な取り組みとしては、

  1. 家をリラックスしやすい空間にするために観葉植物を2つプラスすること:落ち着ける空間であればあるほど集中しやすくなる。集中しやすさは時間効率を上げる
  2. 同じく、リラックス音楽を意識的にかけるようにすること:集中力、以下略
  3. 同じく、リラックスできる程度の絵を描くこと※完璧主義にならずに気持ちよく描くことのみに焦点を合わせること
  4. アプリゲームの開発を行うこと、その際にこのブログで進捗状況を書いていくこと:好奇心を伸ばすこと、稼ぐための手段や慣れを磨くことに繋がる
  5. 息抜きで森林公園で読書をすること:本の内容は「愛」に関することを読む。前々から「愛」について考えることを避けていた。そろそろ概念として、自分なりのストーリーテリングに混ぜるための予備知識として、多角的に知っていきたい。考察も真面目にしようと思う。
  6. お金の不安として毎月一万円を投資に回す。配当金も全部買い足しに使い回す。

こういう形で進めようと思う。

 

会社での行動は

  • 好奇心を育てるために積極的に知ること
  • 今を効率よく処理すること
  • 先輩同僚の多長根を理解し吸収すること

に務める。

 

アバウトな長期的目標は、「創造する楽しさを忘れずに生を享受しているか?に堂々とYESと答えれる」こと。

後は、誰かの役に立ててる実感が湧く生き方が心地よい。

 

闇雲に本を読んでいたのは好奇心の下地を作るためで、今は既に持つことが出来ているから、今後は計画を踏まえた情報を集めるようにする。

久々に16性格診断をした

 september36.hatenablog.com

www.16personalities.com

 

前と同じ結果INTJになった。パラメータで見ると、

  • より内向的になった
  • 現実的な思考が増えた
  • 道徳的な選択を優先するようになった
  • 探索的にもなった
  • 自己主張するようになった

という変化が見れた。今のパラメータを見ていると、生活で影響を受けて考え方とか行動形式が変わってきているのだなと感じる。

けどまあ、内向的であれコミュニケーションというのは後から身に付ける技術だから磨くひつようがあるのだろうなあ、、と思いつつ。最近は新しい環境にメンタルがやられているので、無理をせずに没頭できることと、植物と音楽にでも浸かれるような場所を用意することに専念しようと思う。


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前に賃貸でハズレを引いたという話は落ち着いて、今はそれなりに落ち着ける居場所を確保できている。悪くない。贅沢を言えば音声コンテンツ作りたかったなあ、、、と思ったり。今で考えていることがあるので、それを形にするために動くようにしてみる。

新卒から三ヶ月経っての振り返り

落ち着いてきた習慣を書いていく。正直、気力的に習慣を見返すつもりはサラサラない。長期的に見ると微妙な習慣も取り入れていく。無心になって楽になれる状態は変化に晒されているときに大事だ。

 

  • 家に帰って文書をあまり書かなくなった

この文書もスマホからの投稿だ。家で椅子に座ってキーボードを打っていた頃が懐かしい。大学院を卒業する頃にはスタンドディスクで作業するとか言っていたけれど、プログラム書くのを前提とした趣味もやっていきたいからそんなの理想論になる。

理由は住む場所を選ぶときに手を抜いていたからだ。椅子と机とパソコンが使えないような賃貸を選んでしまった。かなり床揺れを起こし、隣室に揺れがもろに伝わってしまう。

 

  • 休日、家に居ても安らげないから森林公園で電子書籍の読書するようになった。

毎週したいくらい気持ちの良い習慣になってる。洗濯機を振動しづらいように固定したら、仕事帰りにジョギングしに行くのも有りだと考えている。

森林公園が広いから探索してお気に入りの読書スポットを探したい。最近は曇りだから、いつもなら日向になるベンチを使ってのんびり出来るから良い。

 

  • ポトスを増やしたくなった

大学院を卒業する頃に買ったポトスを増殖させても良いかなと悩んでいる。引っ越すなら、あとでやる方が楽だろうなと思ってるので今は保留かな。

 

  • 隣室の床揺れが伝わってくる程の劣化と、マンションの構造的な欠陥があるため、無心になれるコンテンツを視聴したり遊ぶ

飽き性な所が有るので、ある程度の流れが見えて、作業感が増えてきたら別の遊びやコンテンツを楽しんでいる。

この1年間は住宅の重要性を学んだと割り切る。

考察系動画と、短編のこんなことがありましたアニメが面白いので観ている。ポケモンのレートバトルは最近は観なくなってきた。

今、コンテンツを作る側として気になっているのはTRPGだ。4,5人で1つの物語を作っていくコンテンツが別なコンテンツに化けたら良いなと思っている。

 

  • プログラムでゲームアプリを作りたいと思い、開発について考えだした。

今、会社でチームに入れてもらっているプロジェクトではアプリ開発に使う知識だったり、UIについてのプログラム知識、データベースについてのプログラム知識をまんべんなく学んでいる。正直楽しい。

フルスタックエンジニア楽しめそうとか安易な気持ちでいる。そんな安易にはなれなそう(笑)

大学生の頃に案を練っていたボードゲームアプリがあって、それを今なら開発するための勘が働くだろうし、モチベ的にもあるなーと思っている。どういう風にコードを書いていくか1年後くらいに開発するようにメモしている。

 

  • お金を使うようになった

エアコンのリモコンをスマホにしている。理由はカッコいいからと、だいたいスマホ娯楽をしているから一々取りに行かなくても楽なのが良い。

VRゴーグルも買ってみたいと思っている。理由はリアルな「記憶の宮殿」をやってみたいからだ。給料を貰ってから何に使うかを考えると意外と想像が湧いてくる。

後は、電子書籍関連とサブスクでお金を使っている。AmazonPrimeとYoutubepremiumは今のところ不満はない。楽しめてる。

kindle unlimitedに関しては、読みたい本を全部読んだら購読を解除するのも有りだと感じている。でもまだ読みたいのはあるので購読する。

 

  • 投資を考えるようになった

低リスク低リターンで配当金狙いのアメリ金融商品への継続投資を行いたいと思っている。

貯金の全額を入れるつもりはなく。貯金もしつつ投資もしつつで考えている。

 

  • 自炊をして、食費を毎月2万円に抑えているのが少し鼻が高いと思うようになった。

同じ料理ばっかり作っているので、同じ商品大量買いでもレパートリーをこれから増やそうと思う。料理を作ってる時は楽しい。手際よく15分くらいで料理をし終えるようにしている。制限時間のミッションをこなしている感じがして良い。早く作るには、料理を作る前にどうやって料理するかの想像が大事な気がする。

面倒くさい料理はレパートリーから外している。もしくは時短で作れる方法を採用する。

 

 

大学生活での目標反省

 大学院生活をしていた中で目標を立てていた。これが出来ていたのかを評価してみる。本当はいきなり、新卒生活中での新しい目標を立てようと思っていたのだけど評価してからにしようかなと。思い出しながら書いてたから懐かしい。

september36.hatenablog.com

情報収集の習慣

情報収集の習慣を身に着けようと思って本を読む取り組み

ブログに記事として上げていないけど本を読んでいた。ただ、社会学関連の本は途中から読んでなくて小説を読んだりしていたかな。本を読むにしてもテーマが必要だと思った。テーマを決めてブログで考えた経過を残して、実際に本読みに移るのは面白そうだ。例えば、移民関連の本を読む前に、ブログ記事作成時に「日本に移民が入ってきたらどうなるのか?」について考えたのがきっかけだった。何気ない考えから「なぜ」を引き出して本読みのテーマにするのはいいかもしれない。

それと、就活中は緊張があってどうしても本が落ち着いて読めなかった。自分は昔から緊張しやすいたちだ。時間が経つと慣れてきて楽になるのだけど中々難しい。会社で働く中で、人との社交的な距離感を掴んで慣れてしまいたいと思った。それが落ち着いた生活に繋がり、結果的に情報に触れられる時間が増える。ただ働くだけでは慣れないだろうから、自分から積極的に喋りかけてみる。こういうのは、相手から喋りかけられるよりも自分からを増やした方がいい。それが自信と度胸に繋がるはず、、、積極的とは言え、自分の精神状態に多少は左右される(笑)

図書館の利用も就活が始まってからは行ってなかった。就活が終わってからもバイトを入れていて図書館に行く時間が無かったかな。あの時の自分は浮足だっていた気がする。今もそうなのかもしれないが(笑)

中古本の購入に関しては行っていた。自分なりに読んだことがない作者さんの本を選択して読むようにしていた。書かれる文から匂いや哀愁が漂ってくる作品を読んだ。文章というのは、これほどまでに気持ちを変えるのかと驚いた。知らない作者さんの本を敢えて読むのは正解だった。次もやっていきたい。

知りたい情報を同じように集めている人との交流

これは上手くいかなかったかな。探していなかった。前にボードゲーム会で知り合った、ボードゲーム制作を行っている人の近況を聞いてモチベを分けてもらったりはしたかな。これは本当に機会があったら行く感じかな。

後は、実家近くで不定期に開催されてる主催者さんに、会の開き方について聞いたくらいかな。コロナが流行り始めた頃で、マスク配布と消毒ジェルを用意していたのを覚えている。それからは開催が延期されてしまったかな。コロナ騒動は終結していないから、あんまり開催もされないんかなとか。少し思っている。ううんん、、、レンタルスペースを借りて何人なら妥当な値段で割れるとか考えたりはしていた。

知りたい情報に最短でアクセス:本選びは感覚が大事だったのは確かにそう
RSS使ってニュース見てなかった、、使いづらい
研究で使う論文を沢山読む、、、いや心残りがあるwもっと読んどけばよかったなあ、、と思ったり。1年も経ってないけど懐かしい
英語に触れる機会を増やす、、まあ増やせたんかなと思いつつ。最近は使っていないと感じる。どうするかな。必要に迫られたら学ぶはず。後は習慣化で記録していくとかかな。これは何らかの目標を決めた方がいい。
情報に対してお金を使う、、

うーん、、遺伝子検査してメンタリストDaigoの有料放送観て、それ全部解約して今に至る。ううんん、、何の情報が必要なんだろう。健康に関する情報とかは頭の中にインプットしたし。優先順位も出来ている。あとは何だろう。好奇心を増してくれるようなコンテンツも、、ようつべで観れる時代だもんな。

 自分で好奇心を刺激するようなコンテンツを作りたいと思いつつ。そういうコンテンツを楽しみたい自分も居るんだよな。ようつべの有料会員とかになるのが正解なのかな。それも違う気がする。どうせなら作品を見る時間を増やすために他サブスク購読するのが良い気もする。今のとこは現状維持かな。お金の出入り管理を再来月までにしてサブスクするか考えてみる。

就活の情報収集

分からない。足りてなかったのかな。もっと4年前くらいから準備しておくべきだったと後悔している。これは1年とかで考えない方が良い気がする。出来るなら、就活浪人とかも有りだと思う。その間に成果物作って就活に活かせばいいし。

映画、ドラマ、アニメを見て考察することも増えた。漫画も増やしたいなと思ってたりする。

作品なら何でも味わったら良いかなと思ってやることにした。ただ、本を読む時の感覚が失われそうなので定期的に本読みに戻る必要はあるなと感じる。

原作だったりオマージュ作品があるものは、関連作品を知ってると更に面白くなるから、そういう楽しみ方もしてみたい。

創造力を鍛えるメモ習慣 

メモを取る時間を作る、、やっていたようなやってなかったような(笑)ブログを書く時間を敢えて取るくらいでちょうどいい気がする。書いているとアイデアも浮かんでくるから
他の人がアイデアを形にしている姿を目にする、、これはやったというより結果的にそうなったかな。親しい人が目標に向かっている姿を見るとワクワクするしモチベが分け与えられるね。ありがたい。

コミュニティでの活動

志向的なコミュニティの参加

コミュニティづくりの参考になったらいいなと思って参加していました。でもどうなんだろうな(笑)自分に果たして出来るのか、、、失敗しても失うものもないから、1回やってみるのは有りかもしれない。テーマ決めて話すとかか。ネット通話で共通の疑問を持つ人と会話するとかも面白いかもなと思ったり。

 被災地ボランティア参加はやってみていい経験だった。知らない感情を味わえた。その時の記憶が鮮明に残っている。人は強烈な印象があると強く覚えると言うけどその通りだった。震災とかで雰囲気がお葬式ムードの時に、何かしら助けになることが出来ると、偽善的でもいいから気持ちがすっきりするんだろうな。

発信能力

ブログについて

 果たして発信能力が身に着いたのかと言われると疑問譜は浮かぶ(笑)この記事だって自分に向けてのメモの役割が多くを占めていたりする。他の人が読むのを前提にした文章にしたいならまた努力が居るはず。

商業用のブログを作ることについては保留かな。今はそれが重要じゃないと感じている。

歌唱、、悲しいことに減ってしまった。どうするかなと思うけど、日本住宅事情を考えると「歌う」ことが許される場所の確保が難しい。自分が情弱なだけかな。工夫して働く方法を探すのが良いのかな。
動画作成について

Vtuberの切り抜き動画を7つぐらい作っていた。これを続けていくつもりはなくて、動画作成スキルを身に着けるためにやっていた。この能力を伸ばして何かコンテンツ作りに活かせたらいいなと思っている。

健康習慣、、続けているので以下略

さいごに

この記事を書くの面倒だなと思ってたけど、書いてみると気づきが得られる。ブログを書くという行為が考えるスイッチになってるんだなと気づかされた。

初引っ越しをする新卒の方へ「一人暮らしをしてみて」

 

一人暮らしは思っていた数倍難しかった。今からでも実家に帰って暮らしたい位に心身共に疲弊している。と言っても、現実的な解決策ではないから別の案を練ってるけど。

この文章は、誰に向けて書いているんだろう、、、1年前の自分が読んだとしたら参考にしてくれるかな。だとするなら、これから引っ越しを考えている人たちへの手紙としても機能するように書こうかな。

という前置きで、これから初の引っ越しをする新卒の方達に向けてメッセージを置いておこうと思います。失敗した「俺の屍を越えてゆけ」ということで、これを読んでくれた人が幸せな選択が出来ることを願っています。

引っ越し予定の新卒がすること

  • 実際に引っ越す場合にはドタバタする場合が多いので、余裕を持って会社初日に向けて、3週間前には現地に足を運んで3日間ほど賃貸を見る期間を設ける、4週間前でも良い説は有る

引っ越す前と後で住民票を変えたり、運転免許証を更新したり、会社指定の銀行口座を開設したりと色々やることが多い。なるべく早く済ませることが大事だ。

賃貸を選ぶときには手を抜いたらダメだ。多くの賃貸を見て目を肥やして、沢山の選択から選ぶのが大事だ。そうしないとベストな選択ができなくなる。あくまで自分が住むものだと心していくのが大事になる。

引っ越し先を選ぶ時に

  • まずは家賃相場を確かめること
  • 出来たら家賃相場よりも少し高めにしておく
  • その条件で10件近くの物件が見つからないのなら、会社と同じ路線上にある駅近くの物件を選ぶこと

引っ越し先を選ぶときは家賃相場を見ることから始める。その平均値よりは多めの値段を払って住める場所を選択するのが望ましい。家賃相場よりも低い値段になるとマンションの設計が甘いので生活をする上で辛いだろう。

  • 住宅街を選ぶのが望ましい

大道路に面している場所は騒音がある。工事などが頻繁にされるような場所は避けた方が良い。

  • 賃貸会社に行って「物件10件」を目指して内覧する

予め見たい物件を10件を目指して羅列して、賃貸物件会社に内覧希望を出す。そして、諦めずに10件ほどの物件を見てベストの選択をする。直観を肥やすためにも見まくった方が良い。

実際に物件を選ぶときは

  • 自分が出す振動が気になる場合は1Fで住むのがベストになる
  • 外からの音が気になる場合は、角部屋、最上階がベストになる
  • 建設素材は鉄筋コンクリートを選ぶ、重鉄骨が望ましいが調べるのが難しい
  • これにしようと思った物件は一度夜19時に内覧をした方が良い→夜だと隣室に人が帰ってくるので、実際に生活した時に聞こえる音が分かる

 と言う感じで物件を選んでいくのが大事だ。

賃貸業者さんの声に乗っかってではなくて、自分の足で感じたことと目線を大事にして賃貸を選ぶのが大切だ。

最後に

久々に集中して長文が書けた(笑) 

こういう自分の気持ちを入れ込んだ文章を書くのはストレス発散になる。また定期的にガス抜きをしようと思う。そうしないとやってられない(笑)文章を書くのを癖にしていたらまた創作意欲も湧いてくるはずだ。それを待って進んでみよう。

 

お金について考えてみる「億男」

※また書き直すと思う。取り敢えず思ったことと考えたことをメモしておく。

 

億男

億男

  • 発売日: 2019/04/08
  • メディア: Prime Video
 

前半は映画の感想を、後半はお金について考えたことを書いてみる。

 

映画の感想

面白かった。

主人公は3000万円の借金をしていて妻と離婚間際だった。そんな中で宝くじに当たって三億円を手にする。そして、その使い道を現在は富豪である親友に聞きに行く。しかし、三億円は親友に持ち逃げされてしまう。親友を追っていく過程で、親友の周りにいる富豪達からお金の意味を聞いていき、人ごとにお金の意味が違うのだと知っていく。最後はなぜ親友がお金を持ち逃げしたのか分かるという構成だ。

 

劇中で描写されたり語られる、お金の意味を考えながら観ていた。

  • 借金返済のために苦労して集めたお金
  • 偶然宝くじで当てたお金
  • 口車に乗せられて散財したお金
  • 安心のためにブランドに支払うお金
  • 所持することで安心感を得るためのお金
  • 貴方とは喋りたくないという意志でカフェテーブルに置かれたお金
  • 親友の安否を確保するために使ったお金

…etc 他にもあったけど割愛する。そして、最後に

  • 娘が喜ぶことを願った自転車を買うお金

という感じかな。

 

妻が離婚したかった理由は、お金で買うものの優先順位の不一致が原因だろう。妻からしたら、娘の将来のためには借金をしてでも習い事を続けさせるべきだと思っていた。一方で主人公である夫はそうではなかった。返済期間を減らすためにも習い事はさせない方が良いと思っていた。

お金が不足すると、お金の使い方の不一致による軋轢ができやすくなる。財布を一緒にしたのだから、大事な選択をするときには話し合わなくてはならない。相手が間違った選択をしたと思っても同じだ。主人公の夫婦にはそれが無かったのだと思う。金銭感覚のズレや価値観のズレがお金の不足によって明るみに出た。

これは話し合わないと解決しないと思う。劇中で娘に自転車を買って終わっていたが、これは正解ではない。正解に近づいたと言えるものだ。妻も夫が自分の意図していることを理解したのだと思いこんでいるなら何も進歩していない。思い込むことで、前向きに話し合うキッカケが得られるなら別だけどね。

お金が無くなって不味いのは、価値観を合わせるために使う話し合いの時間が薄れてしまう事だと思う。これが離婚原因に繋がっている。

それとお金が沢山あることで、価値観のズレを問題にさせないという方法もある。優先順位がズレていてもお金が沢山あれば順位付けせずに全部選択できる。それでもズレはある。なまじお金がある故に価値観のズレを気にしないせいで互いに心が離れてしまったりはすると思う。金銭感覚の基準を語り合う時間を持つのは、関係性を強固にするためにも良いのかもね。

お金について

「億男」を見て、お金について考えさせられた。

あくまでお金は手段だと思った。お金があれば選択肢が増える。買えるものが増える。同時に間違いの選択肢も増える。

人は一貫性を保とうとする生き物だ。誤った選択を繰り返せば、誤った価値観を形成しようとする。元に戻すには手がかりと時間が必要になる。お金を持って不幸になるのは、選択するための思考を放棄することから始まるんじゃないかと思った。お金を多く持っていようと少なかろうと同じはずだ。

何をしたいのか。何を一番大切にしたいのか。どうすれば大切にできるのか。それを自分なりに考えて決めれば、お金の意味は自然と決まる。判断する人が複数なら相談もいる。

お金をいきなり多く持つと、選択する意思決定を放棄しやすくなるのではないかと思った。お金に困っていれば、選択をする時に悩むだろうし意味を考えるだろう。その部分で悩まなくなる。後でもう一度買い直せば良いと思ってしまう。

三億円があったら

お金について考えてみる。自分にもし三億円あったら何に使うんだろうか。

  • 自然が溢れる場所に使い勝手の良い小さな家を買う
  • 読みたい本、考察したい作品を集めて楽しむ
  • 作品で何が表現したかったのかを考える
  • 吸収した知識から別の作品が作れないか考えて作る
  • 適度に運動をし、健康的な食生活をする

これ以上にお金を使いたいものはない。と言っても、凝ろうと思えばいくらでもお金を使う趣味ではある。安く済ませれる趣味でもある。

 

後は人のために何かをすることを学ぶかな。風邪の人に葛根湯を買ってあげるとか。誕生日に、その人にあったオススメの本を上げるとか。その人があったら嬉しいだろう情報を上げるとか。別にお金じゃなくても人のために何かできる。

自分が関わっていて信頼ができる人に何かをしてあげたいと思う延長上で、手段の一つとしてお金を使う。

 

一生で使わない多くのお金をそのままにしておくのは勿体無い。他に必要としている人の元へ流れていけばお金も本来の意味として使われるだろう。

けれど同時に、必要としていない人や渡してはいけない場面もあると考えている。その人が邪な心に囚われている時にお金が使われてしまうと、その被害が広がってしまうかもしれない。

お金は水のようなものだと思っている。川は人の乾きを癒やす。けれど、突然に川幅が大きくなると氾濫して周りに災厄をもたらすこともある。意図した選択によって、予め水路を掘っておけば氾濫することはない。

必要なところに必要なだけあればいい。劣悪な環境を変えるために、意図して人をよく変えるためにお金が使われたらいい。

そんな風に思った。

奇人なりの生き方「歌舞伎町シャーロック」

シャーロックホームズのオマージュ作品は多いと思う。一回、原作を読んでみるのはありかもしれない。映画化されたものを見たことがあるので、それを前提知識に考えてみる。

#01「はじめまして探偵諸君」

#01「はじめまして探偵諸君」

  • 発売日: 2019/10/12
  • メディア: Prime Video
 

 

話は名探偵コナン方式で短編ごとに進んでいく。そして、原作シャーロックホームズでお馴染みの、犯罪組織の親玉モリアーティ教授とシャーロックホームズ探偵の戦いに移っていく。姿と形は全く同じではないけれど、内面に抱えているものは似ている。

中盤以降のモリアーティとシャーロックホームズの掛け合いがこの作品で描きたかったものだと思う。

 

サイコパスなりの生き方と幸せ

シャーロックとモリアーティは賢く推理力に優れている。相手がどのように考えているのか感じているのか推理することができる。しかし、実際には自分は感情として共感することはない。共感することが無ければ人の痛みが分からない。端的に言えば二人はサイコパスだ。

シャーロックはそれが分かっていたのか、落語を身に着けることで人間らしさについて学ぼうとしていた。そこにワトソンという人間的魅力を兼ね備えた助手ができて、人としての在り方から外れることはなかった。一方で、モリアーティは自分を化け物だと恐がり嫌う人間に囲まれて生きてきた。それによって歪んでいた思想が元に戻ることがないままにシャーロックホームズとは異なった周囲を殺略に巻き込むような生き方を選んでしまう。

この物語の鍵は、そんなサイコパスな二人に人間らしさを教えてくれたワトソンだったり、モリアーティの亡き母と妹だろう。その存在によって生き方に選択肢が現れた。

この作品が描いているのはこれから起きるであろうサイコパス二人の闘争物語準備でありながら、サイコパスによる理論的な良心と、サイコパスにある自己理解の苦しみだ。

 

そして、これからもシャーロックとワトソンによるコンビは生きていくのだ、、、、という後を想起させるような物語だった。

 

モリアーティの生き方

モリアーティの生き方について掘り下げてみる。

モリアーティは共感することができない。そのため、人の痛みは理解できてもそれが悪いものだと直感として分からない。だから、父から嫌われていた。

母と妹からは大丈夫だと教わった。けれどモリアーティの内面では何も満たされることが無かった。愛情を実感しづらかったのかもしれない。自分の感情も他者の感情もシャットアウトして考えたり行動できるのがサイコパスだ。一方で意図して得ることもできるはずだ。

このまま成長して行くと、周囲とのズレを感じながらも彼は母と妹の愛情を知り、人の愛し方に興味を抱いて人として生きることが出来たのだろう。

 

けれど悲劇は起きた。

モリアーティは池に落ちた雷を見た。そして池を見ると、池の中にいた鯉が全滅した様子を見て美しいと歓喜する。そして風呂の湯に浸かっている母の元へ、コンセントをさしたドライヤーを投げ入れる。母は感電死した。モリアーティは美しいと歓喜する。しかし同時に涙していた。その理由を彼は美しいからだと錯覚していたが、本人自身が悲しいからだと理解していなかった。

自分の感情との付き合い方を助けてくれる人や打ち明けれる人が周囲にいなかった。

青年期になるまで殺人を繰り返していた描写もないので、成長するにつれて感情が理解できないなりにも周囲との合わせ方を学んでいったと見れる。

そんな中で唯一の心の柱だった妹までも切り裂きジャックに殺されて亡くしてしまう。その時に深い喪失感に駆られた。そして復讐へと彼を導く。

 

最終的に殺人犯を追い詰めていき殺人犯に手をかける。その時にモリアーティは自分が嬉しがっていることに気づく。その理由は殺戮が楽しいからだと錯覚する。人に手をかけたのは衝撃的だった。それがトリガーとなった。母を死なせてしまったのもずっと心の奥底でトラウマとして眠っていた。犯人を追い詰めるまでの推理過程の快楽も一緒くたにして、手の混んだ殺戮こそ自分の生きがいだと錯覚する。こうして凶悪な犯罪者が出来上がってしまった。

 

モリアーティが凶悪な犯罪者になった理由は、自分の語る物語がズレていたからだと思える。サイコパスは話をするのが上手く嘘を付くのも上手いと言われている。そして、巧妙に作った嘘を自分自身も信じ込んでしまうという話がある。モリアーティは自分の物語が脱線していた。それを元に戻してくれる人も居ないまま、自分の物語に疑問を抱かないままに進んできた。その結果なのだと思う。

そして収容施設にて、モリアーティはゴロツキに催眠をかけて自分の手駒にする。そして、殺し屋を送った父への復讐とシャーロックとの推理対決への準備をしているのだった、、、

モリアーティが進んでいる殺人鬼への線路を変えるためには、感情のスイッチが入った時に、その理由が何なのかを教えてあげる人が側に居ないと無理かもしれない。