この本は次の哲学カフェのテーマと似ていたので読んでみました。企業が知識を知っているのに何故できないのかを統計データから追及している本でした。ハーバードのビジネススクールの教授で経営学を教えている人です。
なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント
- 作者: ジェフリー・フェファー,ロバート・I・サットン,長谷川喜一郎,菅田絢子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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簡単にまとめると、
- シンプルにルール作りをする
- ルールと目標を合わせて計画を立てる
- 社内での競争を奨励しない
- 働いている中での恐怖を取り除く
- 知識を共有できる文化を育む
この内容が入ってました。345で言っているのは、協力的な文化を育もうという言葉にまとめられる気がする。3でも互いに切磋琢磨する関係なら良しとしている。相手をおとしめる行為に言及していた。
シンプルにルール作りをする
社訓が多すぎる企業は把握するのに苦労しますね。
「その言葉は独立していて他の言葉と対等なのか」「その言葉は、どの言葉に含まれているのか」と言った、ルール同士での関係性がハッキリすると多くても理解しやすくなります。
シーナ・アイエンガーさんが行っていた研究の、多すぎるジャムと限られたジャムでどちらが多く売れるのかを思い出しても、少ない選択肢にしていた方が良いように思いますね。実験結果から、最大値は7±2のようでした。
世界企業ランキングで上位に入っているトヨタの社訓は7行だったりする。トヨタ | 基本理念
- 作者: シーナ・アイエンガー,櫻井 祐子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 単行本
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ルールと目標に合わせて計画をする
- 過去のやり方にこだわらない
- 評価基準をルールと目標に合わせる
- 問題を話し合っただけで、やった気分になる
小さなグループリーダーでも使える知識が乗ってました。お気に入りの本に入りますね。
会議の理想的な方法とかでは下も参考にしたらいいと思う。