読書を始めたばかりの人を対象にした本です。エビデンスには欠けますが、手っ取り早く行動例を示してくれます。健康志向のファストフードに通うようなビジネス書でした。
この本の中で、参考になった節を3つ上げていきます。
お金持ちになりたかったら、残業より勉強
ここで使われている勉強とは、いかに知恵を使って「残業をしないか。どうやって効率化を図るか。」です。
日本のGDPは全体で見ると高いのですが、時間当たりの儲けを計算するとヨーロッパ県、アメリカに比べると非常に効率の悪い働きをしています。(別の本「2017年感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由」で知りました。)
日本人の生産性を上げるには、大企業がイノベーションを選択したり、IoTを導入したり、投資する必要があります。
イノベーションは「働き方革命」とも言われていて、作業がどのようにしたら効率的になるかを考えます。
- 要らない資料作りに時間を追われない(無くす)
- 雑用であっても最短で終わらす
同性で群れない
本物の人脈を作りたかったら、自分で何かを始めてしまったほうがいい。
環境を自分で選ぶことで、自分の好きな人脈を作ることが出来るのは希望のある話ですね。類は友を呼ぶと言いますし。目的を決めて行動してみましょうか。
環境の変化に多くのストレスを感じる人は、環境からの影響も同じように強く受ける可能性があるので、メリットもデメリットも大きいイメージがあります。
環境を整理していくのが良いのかなと思います。
最後に自己啓発系の本について
正直なところ、自己啓発の本を読むのは情報の質が悪いのでお勧めしません。
教授職を持っている人が、自分の専門分野において論文を元に書かれた本なら参考にはなります。自己啓発本で書かれている行動が、心理学的に正しくない弊害を持っていることも考えられますし。科学的な事実を知っているリテラシーのある人が、暇つぶしやアイデアを練るために持論を読むためのものだと思います。現在は「自己啓発」ジャンルを避けて読んでいます。
2年前に自己啓発系の本を買って読んでいた時期があったので、その名残で書評として載せています。(2019)
参考:自己啓発書、ビジネス書を読むことは悪か - YOSHIHISA YAMADA’s Blog / 山田義久Blog