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(2/2)「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ

 

前回の続きからです。この本を読む際は、個人としてはすべてを鵜呑みにするのではなく。自分なりにお金との付き合い方を吟味することをお勧めします。

september36.hatenablog.com

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 

資産と負債の違いを知り、資産を手に入れる

負債より資産を増やす。 消費は後に回す。

資産はお金を作ってくれるが、負債はお金をとっていく。持ち家は負債である。

お金を多く持っていれば、それを元手にお金を引き寄せることが出来る。

自分のビジネスを持つこと、自分の好きな資産を持つこと
  • 自分がその場にいなくても収入を生み出す
  • 債券
  • 収入を産む不動産
  • 手形、借用証書
  • 音楽、書籍などの著作権特許権
会社を作る

この時に必要となる能力を羅列していく。

  • 会計力:賃借対照表や損益計算書といった財務書評を読んで理解できる力
  • 投資力:創造力による戦略と方式が必用
  • 市場の理解力:投資に関する情報、市場の技術的な側面、人為的な側面(どのような人が)
  • 法律力:会社をもつことによる税の優遇措置、保護に関する知識

お金の適切な使い方を学ぶ

お金がどのように動くかを理解する

考えるための情報、新鮮な情報を持つこと、選択肢を多く持つようにする。

  • 読書やブログ、ニュース、独学でビジネスについて学ぶ
  • じぶんがやりたいことで成功している人に会う
  • 外国の貿易、そこに住む人、ビジネスのやり方、文化を勉強する
  • 仕事を「学び場」にする
  • リーダーシップ、セールストークを学び人間的に情報を得やすくする
  • 「お金に携わる人」と関わり価値観を学ぶ
  • 会計学を学ぶ
  • 金銭計画を自分で行う
お金への感情を考える

枯渇することの「恐怖」がある。短期的な衝動の「欲望」がある。

  • お金に支配されないために感情をコントロールする必要がある。

瞑想を日頃していると感情を制御できる。前頭葉を働かすことだと解釈した。

  • 投資におけるヒーローや物語を知っておく。架空でもいい。

お金のことにもおおいに頭を働かせること。身体を鍛えることや、頭を使うことと同様に自然な考え方だと捉える。チャンスを自分で作ることを恐がらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1/2)「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ

 「お金の運用の仕方を学ぶには一応読んでおくと良い」とビジネス系のブログに書かれていたのを見て読んでみました。お金持ちの友達の父と、貧乏な実の父を比較した題名です。作者の経験談を語っています。かなり癖のある人です。

作者の書き方は人を見下す表現が多いです。このような価値観の人間からお金を取られていると思うと、腹が立ってきます。その中で、ネガティブになり過ぎず反感から学べる人にお勧めです。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 

 

そんな本読まなくていいと思う人には、アメリカの高校生向けのファイナンスの教科書とかは読みやすくてお勧めです。

アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書

アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書

 
あらすじを理解できる動画

www.youtube.com

参考になる著者の考え方や知識

買い付けの申し込みをする「値切る」

自分で相手の資産に対して価値をつける能力を磨くことが必要だということ。断られても経験値となり、回数が増せば値段の相場が分かるようになる。

ただ「値切れば、相手も同じように自分を値切ってくる」ことも注意した方がいいとは個人的に考えます。

どの価値観で交流をするのが互いにいいのか」「どの価値観を指針にしている人と交流するのか」を考えるというヒントをえましたね。

大抵の人は恐怖が原因でひとところで働き続ける

会社を辞めるのが怖くて仕事に追われて自殺をした。「なぜ会社を辞められないのか。」とニュースや本、SNSで議論されています。著者は「自分のビジネスを持つ」ことが大事だと書いています。目的をもって会社に居てあげている、もしくは会社と個人が対等な立場であることを意識する必要がありそうです。

著者は仕事で一生食べていく人には労働組合に入ることをお勧めしています。これも対等であるための策でしょう。

とどまることに関して「ユダヤ人の話」を挟みます

ユダヤ人」といえば「お金持ち」というイメージがあります。彼らはキリスト教と反するということで土地の所有に関して制限がありました。だから彼ら彼女らは行商人、移民としての生活を余儀なくされました。そこでお金について学び、自然とコミュニケーション能力や語学力を身に着けていきました。そしてお金持ちになることができました。

一方でユダヤ人でも安住できる土地がありました。そこではお金持ちになる人は少なかったようです。

つまり「行動して知識を収集することを日課にしていたのが商売での強みになった。」と言えそうです。

友人には2種類ある「知識を共有する知識人」「仕事を世話してくれる人」

好きな本である「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)」とか「経済は「競争」では繁栄しない――信頼ホルモン「オキシトシン」が解き明かす愛と共感の神経経済学」とは違った考えかたです。

この考え方が固かったせいで、筆者は自分の会社の従業員から訴えられているし、筆者が崇拝している大統領トランプさんも残念な結果になっていると推測しています。

「仕事を世話してくれる人」が「使いパシリ」「舎弟」にしか聞こえないんだよな......そういう経営者も居ると考えて立ち回るのも大事ってことですかね。

個人的には、ここにもう一つ加えて「感情を共有する人」も入れてほしいです。余暇を楽しみましょう。

やりたくないリストを作り、やりたいリストを作る

やりたくないリストを前提に考えていくことが大事だそうです。やりたいことのために大事なものを犠牲にすることが無くなりそうです。参考になります。

 お金がなくてもいいと考えるのは、お金にとらわれているのと同じくらい異常である。お金に興味がないのなら、なぜ働いているのだ。

確かにそうですね。なくてもいいと考えるならホームレスでもいいはずですから。「少なくともこのようなお金は欲しい」と考えているはずです。それを突き詰めていくのは有意義でしょう。

 

 

厨二心に来た名言「アイアンフィスト」

Netflixでアイアンフィレストを見るだけの一日でした。最近、アクション映画でよく観るのはMARVELものが多いです。

アイアンフィストでの名言があったので上げていきます。

1:映画だから言える

  • 闇を受け入れるのか、受け入れないのかで己の本性が分かる。

耳の心地がよかった。言ってみたい(笑) 

2:言ったシリーズ

誰かが言ったシリーズがかっこいい(笑)

  • トゥアン王は言った「他人の意図を一生知ることはない」と

トゥアン王は知らないけども、確かにそうかも。

  • ブッダは言った「人生の目的は目的を探すことだ」と

中学校の頃の「将来の夢」に同じこと書いてました。すごい好きです。

  • ブッダは言った「すべてを知りたいなら疑わずにいることだ」と

裏切られてからが理解スタートという奴ですね。 

3:アイアンフィスト

主人公の言葉もかっこいい、、

  • 選ばれていない、勝ち取った。

ひび頑張ろうと思わせてくれました。

  • 生きていればかつての自分は失われる。変わらないのなら扉は閉じたままだ。

変化を恐れずに前進あるのみですかね。

 

 

アクションをこってり観たので当分は見なくて済みそう(笑)

劇中で人間関係ドロドロシーンがありすぎて精神的にきつかったです。ヒューマン映画が観たくなりました。ほっこりする感情を読ませる映画が見たいです。紳士的な人間になりたいもんです。

wwws.warnerbros.co.jp

プール行ってさっぱりした後の濁り話

地元プールの自慢

週に2回ほどプールに行っています。
地元市民プールは使用料金もかなり安いので、金欠の大学生にはうれしい施設です。

11回数券で1000円、2時間泳げる、100mプールで8レーンあります。

都会からだと考えられないんじゃないでしょうか。水泳は有酸素運動の中でも、カロリー消費が激しく、肺活量が鍛えられるのもかなり嬉しいところです。ただの自慢です。

顔見知りのインストラクターさんに泳ぎのアドバイスをしてもらって、平泳ぎの特訓をしていました。そんな感じで平泳ぎを1時間30分ほどしてから祖母の家に立ち寄って帰る生活をしています。

従兄とのお話

祖母の家に行くと従兄がいました。久々の6ヵ月ぶりに会いました。

話をすると育った環境が全然違う気がして、話す内容や興味への対象にギャップがあります。なかなか話のリズムが合わないのですが、話していると自分に対する気づきが多いです。価値観に変化が訪れる機会と思って楽しんでいます。

 

本をよく読んで、価値観を新しくする日々を今年から進めていこうと考えています。

経験している人が実際に話すことと、本を読んで得る内容とでは、やっぱり話題の温かさが違うなと感じます。

  • 「英語は実際に話さないと身につかない」と”良く知らない人間”の本を読む

  • 「英語は実際に話さないと身につかない」と”勉強習慣をつけてる従兄”から言われるのだと説得力が違います。

あとは平均的な勉強量が違うのが悔しい。そう、毎回従兄と会うたびに劣等感にやられてしまって、それがまた自分たらしめているんだなも思います(笑)言葉尻だけで量が伺えるのが腹立ちます。従兄と正月にテレビを観たり、頭使うボドゲをやるのは好きだったりするので何だかんだ好きです。毎回、何かしら学びます。。。

 

、、、で、今回得られたのは「濁り」でしたね(笑)

逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密

「逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密」の本を思い出しました。

  • 正攻法で倒せないなら「行動力」で補って奇策で対抗

  • 消極的なミスよりも積極的なミスを

これをもろに感じましたね。正月恒例の将棋も奇策しかする気はないです(笑)

気づかれないように砂漠を横断して、敵の裏に回り奇策を仕掛けたアラブの民のごとく進行して行こう フフフ

知識を実践に落とし込むモチベーションが上がりましたね。ゲス顔

書評の書き方について

書評の書き方を変えていきます。コミュニケーションについて考えてました。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

 
本で気になった文から変更すること

コミュニケーションとは人柄を話すこと
コミュニケーションは情報の共有ではなく、期待や要求や知覚

発信することは自分目線で語りこと。心地のいいものや、見やすいものを目指すのが良いと読み取れました。

 ドラッカー「マネージメント」の本曰くは、情報を正しく相手に伝えたいならコミュニケーション量を増やす必要があるようです。日本的な目線としては、相手に伝わるように翻訳して置き換えて伝える目線を持つことかなと考えました。

  • 情報より経験談や感想を多めに、バランスをとる
  • 書評を一度に終わらせず、本の見方を変えて人柄と絡めて話をしてみる

書評をする目的は「本の内容を覚えるため」でもあるので人柄と絡めると想起しやすくなるし、マネジメントの流儀にもあっているのでやってみる価値はあるかな。

他に変更すること
  • なるべく読みやすい文字量、空白量を目指す
  • 「悪い3割:良い7割」本の場合はいい点のみを抽出する

悪い点は自己改善のためにリサイクルして別でまとめる

  • 指摘箇所の多い本の書評は飛ばす
  • ブログの題名を長くてもいいからただの本の題名のみにしない

例えば、ブログのタイトルを

「「利己的な遺伝子」を読んでみた」
「運命には逆らえないのか?と疑問に感じて「利己的な遺伝子」読んでみた」

に変えるとか。

最後に

今回、考えるに至ったのは「先輩たちの卒業研究の発表」を聞いてからです。

専門知識のない僕たちに、分かりやすく伝えるには「ただ専門用語を知っていればいい」のではなく「別の言葉に置き換えられるか」が大事だと感じました。

  • 相手の生活上でイメージしやすい言葉が使われているか
  • みじかい言葉でニュアンスが相手に伝わればなおよい
  • 専門的な話に深く入り込まないほうがとっつきやすいこともある

発表を聞いてから新しい観点が加わりました。

 

 

「20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる」を読んで

 
この本に対して題名をつけるなら「2011年 THE 使える言葉、100選」です。「長編ものの本を読むより本の量を読め」と、好奇心の幅を広げるようにと書いてありました。色々な著者が書いている種類を読もうかな程度に考えていきます。
「勉強」という単語は堅苦しいので、「20代に蓄えた好奇心で人生の幅が広がる」と書き換えても良いかもしれない。(笑)
20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる

20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる

 

読書を始めたばかりの人を対象にした本です。エビデンスには欠けますが、手っ取り早く行動例を示してくれます。健康志向のファストフードに通うようなビジネス書でした。

この本の中で、参考になった節を3つ上げていきます。

お金持ちになりたかったら、残業より勉強

ここで使われている勉強とは、いかに知恵を使って「残業をしないか。どうやって効率化を図るか。」です。

日本のGDPは全体で見ると高いのですが、時間当たりの儲けを計算するとヨーロッパ県、アメリカに比べると非常に効率の悪い働きをしています。(別の本「2017年感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由」で知りました。)

 日本人の生産性を上げるには、大企業がイノベーションを選択したり、IoTを導入したり、投資する必要があります。

イノベーションは「働き方革命」とも言われていて、作業がどのようにしたら効率的になるかを考えます。

  1. 要らない資料作りに時間を追われない(無くす)
  2. 雑用であっても最短で終わらす

同性で群れない

同性同士だと同じ価値観に偏ってしまう、異性だと価値観に変化が訪れるという話です。「同性愛者に天才肌が多いのはそれと類似する」という著者の直観はエビデンスには欠けますが気になってはいます。
協力して行動を起こすときやカレーを食べたとき、日光浴をしたときに優しい気持ちになれるという話です。男性同士だと競争的な傾向があるんかな。
群れると言うのは、大人数になって責任をどこかにやってしまおう。という方法に聞こえるので、まんべんなく付き合う人を増やせたらいいですね。

本物の人脈を作りたかったら、自分で何かを始めてしまったほうがいい。

環境を自分で選ぶことで、自分の好きな人脈を作ることが出来るのは希望のある話ですね。類は友を呼ぶと言いますし。目的を決めて行動してみましょうか。

環境の変化に多くのストレスを感じる人は、環境からの影響も同じように強く受ける可能性があるので、メリットもデメリットも大きいイメージがあります。

環境を整理していくのが良いのかなと思います。

最後に自己啓発系の本について

正直なところ、自己啓発の本を読むのは情報の質が悪いのでお勧めしません。

教授職を持っている人が、自分の専門分野において論文を元に書かれた本なら参考にはなります。自己啓発本で書かれている行動が、心理学的に正しくない弊害を持っていることも考えられますし。科学的な事実を知っているリテラシーのある人が、暇つぶしやアイデアを練るために持論を読むためのものだと思います。現在は「自己啓発」ジャンルを避けて読んでいます。

2年前に自己啓発系の本を買って読んでいた時期があったので、その名残で書評として載せています。(2019)

参考:自己啓発本によくあるデタラメ4選 | パレオな男

参考:自己啓発書、ビジネス書を読むことは悪か - YOSHIHISA YAMADA’s Blog / 山田義久Blog


 

 

「経済は『競争』では繁栄しない」を読んで

 学んだことを手短にまとめてみた

学んだことを手短にまとめると以下の3つを見直せた。

  1. 働き方
  2. 愛情の大切さ
  3. 社会経済の根本
別の本からも同じ内容が学べた

移民の経済学もセットで読んでいたので余計に感じた。
この本も「相手を全面制限するより、部分的に制限して移民を受け入れることが大切」と書いてあり「信頼感」を副題として読める本だった。

移民の経済学

移民の経済学

 

セロトニンと協力について

経済学の博士である著者はセロトニンと経済に関係があると考えており、信用度を計るゲーム(ゲーム理論囚人のジレンマの報酬verと考えてよいはず)の得点と採血の検査結果のセロトニン、テストロテン量の相関関係を比べる実験をした。このゲームでは互いが協力的な行動を取れば高い得点を得られる。

女性ホルモンのセロトニンの量が多ければゲームの得点が高くなる関係性が得られた。 男性ホルモンのテストロテンが高いとセロトニンの発生が抑制されるので得点は低かったようだ。

つまり、セロトニン量が協力関係に影響していると考えられる

セロトニン」とセロトニンの効果を高める「オキシトシン」を体内で発生させる方法

本書で実験していた例を2つ書いておく。

  • ハグ、マッサージのようなスキンシップ全般
  • 映画を観たときや結婚式で親しい人が祝福されるときのような「共感」

一斉の賛美歌、ライブで盛り上がることも「共感」となり、オキシトシンが上がるようだ。 宗教はオキシトシンを出すための方法だと著者は仮定していて、実際に信仰心が高い人はオキシトシンが高い。 ライブ好きな人もオキシトシンが高いと仮定も出来そうだ。タバコに含まれるニコチンもセロトニンを作るが、こちらは肺に宜しくないのでお勧め出来ない。

参考:セロトニンを増やす方法を詳しく解説 | 快適.Life

本書はハグが大好きな著者が書いているので「ハグ」が強調されがちである(笑)

 「信用、信頼」か「利益、利得」か

8章の最後に出てくる折れ線グラフも考えさせられた。

アメリカ国民の自国への信頼調査では年々下がり続けており、1968年には55%あったものが2010年では35%以下になっている。

同時進行で読んでいた「移民の経済学」の本からも引用すると 移民を受け入れていたアメリカ社会の方が経済が成長していた。 アメリカ政治において移民を制限する理由が感情論になっており研究結果に基づくメリットとデメリットの争点になっていないとも言われている。 移民制限については難しいところもあるが、アメリカの「信用、信頼」は二の次で「利益、利得」を中心に置く考え方で少しづつ自らを滅ぼしているようにも見えてくる。

日本はアメリカを見習っている節がある。 「利益、利得」が中心の、隣人を疑うような国民性に発展させたくはない。 有り難いことに日本の文化には「信用、信頼」を中心に据える考え方が存在する。これを強みにしていくべきだろう。 日本文化全てが良い訳ではない、日本の歴史上の失敗は恥ずべきものも存在する。 考慮した上で「利益、利得」を狙う社会を作り上げたいものだ。

 「協力の8割」と「あとの2割」

ここまででセロトニンこそ正義だと書いているが 「利己的な遺伝子」で読んだ知識の観点から戻ると、大事なのは「正義」より「生存競争で生き残ること」だと考えてはいきたい。

著者も「セロトニンだらけで世界は平和だ」とは考えていなかった。 セロトニンが過多だと「人を信用しすぎる」という特徴が目立ってくるという実験結果がある。過度なセロトニンの補給にも注意を促している。

適度な競争心を保ってテストロテンの力を借りることも必要だということだ。 社長や大統領のように地位が高くなると、同時にテストロテンが高くなるのは避けられないようだ。社会全体の平安を願うなら、マインドフルネスや有酸素運動を通して前頭葉を強くして自制を利かせれる大物になることを心がけたい。