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「利己的な遺伝子」を読んで

2006年に出版された本だ。書店で予算上悩んだ挙句購入した。

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

 

利己:自分の利益だけを大事にし、他人のことは考えないこと
利他:自分を犠牲にしても他人の利益を図ること
http://www.weblio.jp/

3つのまとめがある。

生物の基本単位は遺伝子によって左右される

13章を通して「遺伝子」の目線、「遺伝子によって創造された乗り物(生き物)」の目線の2種類で交互に語られる。
遺伝子の起源からはじまり、いかに遺伝子が利己的かを語っている。
「遺伝子によって創造された乗り物(生き物)」の利他的行動も分解すれば遺伝子にとっては利己的であると解釈していく内容である。
延長でオスとメスによる対立が語られたのは驚きだった。

ミーム」について

作者は新しい言語を作った。遺伝子(gene)は身体に潜んでいるが、ミームは脳(意識)にあるデータのことのようだ。遺伝子は性質上「自己の複製、存続」に重点を置いているのに対して、ミームもそういう性質があると見なしている。コミュニケーションや音声など五感に響く形で他の脳にも伝染する。
哲学、宗教、考え方、数学や物理の法則だって同じだ。私たちは遺伝子は操れないが意識は操ることが出来るので、無意識にしてしまいがちな行動を見直そうというエッセイにも読めた。

完璧なる遺伝子

遺伝子は性質上「自己の複製、存続」に重点を置いているが、不死身の遺伝子が出来たらどうなるのだろうか。締めくくりに置いており、物語のようだった。

異なる世界線を組んでいく

お気に入りの本

脳科学の本を読んでいるとマインドフルネスという単語が出てくる。マインドフルネスは瞑想過程の一部であり、科学的な検証の際に観察対象となることがある。

現在のお気に入りの本は脳科学と瞑想に関する本だ。記憶力や記憶をする方法に対する先入観を払しょくしてくれるので読んで覚えておきたい。

ジャンルの開拓

大型書店で「自己啓発*1「仕事術」のコーナーにある本の内容が少しずつ掴めてきた。表紙を観て胡散臭いと感じて手にさえ取らなかった本たちであった。関連書籍を読んだことで変わった。立ち読みでも内容を理解することが出来るようになった。

ちょうど読んでいる、

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

 

の言葉を借りるなら、「一度読んだことのある文章は読みやすいので理解していると勘違いしている」だろうか。これからも気になった本を読んでいく。充実した一日だ。新しく違う世界線を組んでいく。

 

*1:現在は「自己啓発」本はあまり読まなくなっています。

「モモ」×「クロノ・トリガー」×「浦島太郎」を創作ネタにしてみる

「モモ」をTRPGシナリオネタとして要素として、色々混ぜてみる。
家にあって思考の片隅に何度もやってくるので考えることにした。

シナリオのネタ

■時代:19世紀
■場所:ドイツ
■キーとなる登場人物
〇画家のエドガーエンデ:父性としての象徴
〇日本人の女性:母性としての象徴
〇時間越えのカメ:1日が1年になっている「時の回廊」へ連れて行って貰える。

〇モモ

年齢:12歳
住所:大きな都会の円形劇場に住む  
容姿:髪がぼさぼさ
職業:ホームレス
能力:心理学、隠れる、聞き耳、忍び歩き、信用
精神分析、追跡、ナビゲート、目星

〇老人ベッポ

年齢:12歳
住所:大きな都会の円形劇場近くに住む  
容姿:古びた服を着ている
職業:無口な道路掃除婦
能力:隠す、聞き耳、クトゥルフ神話技能  
ナビゲート、目星

〇青年チャーリ

年齢:12歳
住所:大きな都会の円形劇場近くに住む  
容姿:動きやすい恰好
職業:ほら吹きな観光ガイド
能力:言いくるめ オカルト 隠す 隠れる
聞き耳 芸術(後に小説家になる。掃除に誇りを持っている) 経理
忍び歩き 信用 説得 値切り

〇灰色の男(複数)

感受性が弱く、無機質な行動や表情をしている。疲れた顔にも見える。
この世にならざらるモノから生命力を保っている。
能力:言いくるめ オカルト 隠す 経理
図書館 変装(できるがしない)

〇床屋のフージーおじさん

住所:彼の店は市の中心部、小さい店
若い使用人もち

物語

けれどそんな評判のいいフージー氏にも、なにもかもがつまらなく思えるときがあります。そういうことは、だれにでもあるものです。「おれは人生をあやまった」 とフージー氏は考えました。「おれはなにものになれた?たかがけちな床屋じゃないか。おれだって、もしもちゃんとしたくらしができていたら、いまとはぜんぜんちがう人間になってたろうになあ!」

でも、このちゃんとしたくらしというのがどういうものかは、

フージー氏にははっきりしていませんでした。

なんとなくりっぱそうな生活、ぜいたくな生活、

たとえば週刊誌にのっているようなしゃれた生活、

そういうものをばくぜんと思いえがいていたにすぎません。

「だがな」と、フージー氏はゆううつな気持ちで考えました。

「そんなくらしをするには、おれの仕事じゃ時間のゆとりがなさすぎる。

ちゃんとしたくらしは、ひまのある人間じゃなきゃできないんだ。

ところがおれときたら、一生のあいだ、

はさみとおしゃべりとせっけんの泡にしばられっぱなしだ。」

そんなフージー氏のことをすぐに察知して、灰色の男はやってくる。

手際がよく、非常に効率的で無駄がなく、彼を説得してしまう。

契約は口約束で完了され、契約後は灰色の男のことは忘れて契約だけが無意識に実行されるようになる。

カメが現れる。

幸運で景色がゆがんだように感じる。

幸運を時節繰り返し、景色が早送りになっているように感じる。

カメの背中には時計の柄が浮かんでおり矢印を示す方向に進んでいくようである。

モモの姿を見ると、立ち止まる。来るように催促をしてるようだ。

カメの甲羅に浮かぶ矢印の方向に進んでいくと時計屋さんに入っていく。

カメは一度立ち止まる。時計屋に入って、奥に行くとたくさんの時計が保管してある場所に辿りつく。奥と右手に廊下があり進めるようだ。

その間に探索者が 目星をすると 時計が壁に所狭しと並べられており 時計の針はよく見るとすべて違う方向を指しているのが分かる。

天上を見上げると幻想的な虹色の光が天窓から指しており 居心地の良さ を感じる。 カメは進行方向を決めると進んでいく、右側に進んでいくとだんだんと暗くなっていく、壁には相変わらずびっしりと時計があるのだが進むのが異様に遅く感じられる。いつの間にか歩いていた地面は緑色の大理石に代わり、後ろを振り向くと暗闇が続いており見ることができない



前を振り向くと歩いていたカメが少年に代わっており、近世ヨーロッパの貴族が身にまとうような緑の服を着ている。

ゼグンドゥス(時の回廊にいる神)

廊下であることは感じられるが廊下の先を見ると暗闇があり、そこに足場があるのかくらいのかは判別がつかない。ライトや電気の類で照らそうとしても闇に飲み込まれて光で照らされることはない。

灰色の男たちは「この世ならざる者」であると教えてくれ、彼らの命の供給源が「町の住民が契約した時間」だと分かる。また「夜に灰色の男たちが存在を増やしていること」を知ります。契約をした人間からあふれ出した「時間」を夜に回収して生命を維持しているということです。

彼から灰色の時間が見える「灰のメガネ」を授かり現世に戻ります。

目を覚ますと、何の変哲もない時計屋の前に居ました。時計屋の大きさはカメに連れてきてもらった場所よりも小さく中をのぞいても特に変わった様子はありませんでした。

新聞が風で飛んできたので取ってみます。

そこにはあのチャーリの名前が載っており、小説家として新聞に公告を出していました。新聞の年号を見ると5年経っていることが分かります。

チャーリーの家を見つけると 話をします。 すぐに事実だと理解してくれます。

灰の男とは契約はしていませんでした。

灰色の男 とは 社会経済から埋まれる 不条理への感情を蓄積したもの


始まりは3人の登場から始まる。
ここで会話をしてもらって話を進めていく。

本を買いました

近況:金欠です

車検処理、先日の飲み会によって資金が足りなくなっています。読みたい本があり、あれを読みながらこれも読みたい欲望が渦巻いてくのが辛いです。気になったら即買いしたいのですが難しいです。

「使える脳の鍛え方」を読んでいる

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

 

「使える脳の鍛え方」書店で気になって買いました。これはお気に入り本です。

学習する際に、これを一度読んでおくと科学的なエビデンスに基づいて学習が出来ます。学習の安心感も高まるので一読するのをお勧めします。

進捗状況を把握するには、数値化して確かめることが大事なようです。

 池上さんの本を読んで

情報を活かす力 (PHPビジネス新書)

情報を活かす力 (PHPビジネス新書)

 

2週間前に買った本です。池上さん自身の生活や人間性が見えてきて面白かったです。対話しているようで脳内ではテレビの説明の音声で再生されていました。下積み時代があり知識を貯めていく性格から、年を経てユニークなキャラクターが出来上がったようですね。

読書について書かれていた気になった一文

本は最後まで読まなくてもいいから買って手元に置くことに意味があるのだと書いている節です。自分も本を読むときに投げやりになってしまう癖があるので「池上さんも読んでないなら・・」と言い訳しかねない一文です。本を最後まで読むことに意義があります。

例え内容が薄い本でも興味が失せつつあるものでも最後まで読むべきです。速読をしながらでもです。読まない本が増えてくると、情報をきちんと手に入れたことにはならないからです。何度か読み直して、良書か悪書だったりこういうところが役に立ったと判断する材料としても必要です。知識が溜まれば質を見極められますし良書に合う機会も増えるでしょう。

と自分を振り返りながら読書生活に戻っていきます。自分への戒めです。

価値を決める面白さ

ファイナンスについて過去に書いていた記事を書きなおしてみた。

自分の目線から価値を決めること

そのものの価値を決めるのは

  • 興味があることに関連するのか
  • 誰かのためになるのか
  • 便利になるのか

の三つに分類してみる。

それが今まで知らなかった価値観を形成してくれると「期待」できるもの「価値観を変えられたと実感」できるものに対価を払うのがいいと思える。その「期待」が裏切られた場合には損にはなるが、長期的な目線において価値観が変わる行動だと割り切れるなら行い続けてもいいということにする!

目が肥えていけば「期待」の精度が高くなる。これは直感的な部分と計算的な部分の両方が必要になる。

例)

  • 作成者が実際に時間をかけて制作を行った過程が見える
  • 欲しい「期待」に至るまでの情報が開示されている

2020/12/22に書き直しての感想

4年前の自分は何を書いていたんだ(笑)と思うぐらいに内容が方雑だったので書き直してみた。

本を読むキッカケ

 

本を読むキッカケを書いて意志を表明します。*1

本を読む目標の経緯

 高校あたりから本を読むのが億劫になりました。大学生では1ヶ月に1冊読んでるか読んでないかの日もありました。読んでいるのは小説か漫画でした。

  • アニメを見る、実況動画を見る
  • 単位関係なしに遊ぶ
  • マンネリ化したボードゲームで遊ぶ

上記に疑問を感じながらも習慣化された時間を費やしていました。

「このまま大人になったらどうなるんだろうか」

就職に関することや親しんだ先輩の就職先を聞くことで焦りが強くなりました。就職で成功していた先輩は、日頃から学びを重要視していました。今の自分は何も考えていない、何か情報を蓄えているでもない。将来のために投資し習慣化しておきたい。投資は「お金」以外にも「知識」も含まれます。

居酒屋で高校の友人と話しながら横をみると、会社帰りのおじさんがスマホアプリの「グノシー」でニュースを見ながら一人でビールを飲んでいました。ああなってしまうのか。既存のアプリやテレビから得られる情報で会話をして、同じような情報を拾っては捨てての繰り返しになる日々。情報を得ても、それを効果的に利用しないと情報を右から左に流すだけの無意味な時間を消費しているだけに思えました。

まず現在のアルバイトで良いのか疑問に思った

アルバイトをしているとき、「労働×時間」で「金銭」に変換されました。現在のアルバイトはわたしの生き方には、投資としてメリットが少ない気がしました。

「社交性が高まる」や「働くことの意義」「責任感」「お金のありがたみ」「一部の料理ができるようになる」があるでしょう。けれど時間の大半は企業に献上されています。お客から手に入れた資金は会社に渡り、正規雇用者に渡り、アルバイトに渡ります。その時に儲けた金額のほんの数パーセントしかもらえません。

基本的に時間は自分への投資にそのまま使えます。

アルバイトでクレープの焼き方を何時間も練習している間に、「30歳、40歳、結婚したとき」どんな生活をしているかを想像しながらスキルを習得する時間にあてた方が何倍も得をします。

スキルを身に着けるための習慣を付けたいと考えました

そこで一番勉強していた時期の習慣を思い出しました。

  • 朝は部活の朝練で適度な運動をする
  • 毎日、休みの時間を使って本を1冊読む
  • 長い休み時間に友人と情報交換をする、談笑する
  • 勉強を競い合って互いに成長していく
  • 適度に恋愛感情を抱く

こんな感じで生活をしていたのを覚えています。

まずは本を読もう

買いだめしていた本をめくってみました。文字が頭に入ってきません。読むことに意欲的になりたい。はじめに読むことにしたのは「本を読む本」でした。

読んだら忘れない読書術

読んだら忘れない読書術

 
 ネットと本から得られる知識の差分

ネットと本の情報は同じで、ネットで「グノシー」を読むのと変わらないのではないのか。内容で触れている部分がありました。*2

  • ネットで即時的に得られる情報は、分散された情報が多い
  • 本では分散された情報もまとめており流れで理解できる

この2つの論点から、本を読むのはネットの知識を補強することです。

本書でも「読んだ本の内容をネットに要約して分かりやすく説明して投稿するとよい」と推奨されていたので、ネットで情報を得るのは悪い考えではないとしています。

本を読んで分解する行動は他者によって行われるので、”自分”にとって必要な内容であっても抜け落ちている可能性があります。そこが狙いなのでしょう。

読んでよかった

本を読む意義が出てきたので、意欲が湧いてきました(笑)この本では大雑把にいうと「本を読むといいこと」「本の読み方」が表記されていました。

どれも知らなかった知識でしたので活用していきます。

ネットの情報も取り入れていきますが、本と併用することになります。7つの習慣や自己啓発系本を数冊、同時期に買いました。こちらは読破していなので読んでしっかりと記録に残していきます。読んでいきます。

*1:読みづらかったので2018年に書きなおしています。この頃は、現在とは違って自己啓発本を読もうとしてます。

*2:ネットにも本にも質の違いがあり一概に当てはまるとは言えない

「書く技術」を読み、「陰陽師」を懐かしむ

近況

朝は雨が降っていたので走りに行けれなかった。梅雨が続いてて体力が余ってしまう、運動したい。コーヒーと音楽を楽しんでリラックスしながら来週の予定を組み立てました。木曜にテストがあるので緊張をもった一週間になりそうです。

 図書館で本を読みました。4冊のうち2冊はほとんど知っている内容だったので速読してみました。以下まとめてみます。

書く技術」を読んで

秘伝「書く」技術 (知のトレッキング叢書)

秘伝「書く」技術 (知のトレッキング叢書)

 
知識をこれから増やすにあたって
  • 分かってないことをリスト化
  • 好きなものに積極的に触れる
小説を書くにあたって

小説を書くにあたって、意識をすると良いことを箇条書きでまとめてみた。

  1. 架空の歴史年表を作る:話を付け足していったときに辻褄があう
  2. どの程度の嘘を入れるのか決める
  3. 内容が多量になる場合はアイデアを除く
  4. 物語を発展させる際に勝負しない、インフレさせない見極め
  5. ジャンルを絞らないのも手
  6. 原点に戻る

これを利用してシナリオを作って、小説を書いていけば足しになりそうですね。

ブログを毎日書いていくのを目標にしているので、書くことについて知りたくて読みました。

この作者さんの別作品「陰陽師

この夢枕獏さんの別作品で、「陰陽師」を片っ端から読んでいたので気になって読みました。

陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

 

謎のオーラに包まれた安倍清明、繊細で引っ込み思案な源博雅、妖怪問題。「推理×和風ファンタジー」のような、ちがうようなジャンルです。

小説を読むとき、じっくり読んで余韻を感じるのが好きでした。屋敷の庭先でのんびりしている描写、怪しい妖術をかける描写。行間を用いたり遠回しな表現してくれて想像力が掻き立てられました。

きっと作者は渋い方だったんだろうな。

日が経ってから作者さんについて調べてみた

山登ったり旅行をかなりしててワイルドさが目立つ人でした。意外でした。高校の頃は理想があっただけにショックがありました(笑)

 

これからのこと

ファイナンス本も読んだけれど、こちらはもう一度読み直してブログに掲載します。書店でファイナンスの本を立ち読みしたときに気になったので入門編を読んでみました。難しい本もやさしい本から読めば全容が分かって読みやすくなりました。同じジャンルの本は一度に読むと効果が重複して期待できそうですね。

他には「プレゼンをするときの効率的な方法」の仕事本を読みたいですね。